(『天然生活』2022年9月掲載)
平井かずみさんの、紙もの収納のアイデア
フラワースタイリスト・平井かずみさん
日常になじんで見えるように
いつのまにかたまってしまう紙類は、“見える”を心がけて整理しているという平井さん。
「せわしない時期でも見落とさない場所に置いたり貼ったり。でも、しっかりと目立たせるのではなく、ふだん通りに過ごすなかで自然と目に留まるようにしています」
それは、草花を生ける際に大切にしている“しつらえる”という感覚と重なり、日常の一部だからこそ眺めも心地よく。
インテリアになじむよう、どう見立てて工夫できるかも楽しんでいるそうです。
DMやお気に入りのカードを壁にコラージュ
知人の作品展のお知らせ、思い出のメッセージカードや手紙は壁に貼っている。
素敵なデザインが多く、はがし忘れてもインテリアに。
その日の郵便物はコートハンガー脇のかごへ
バッグをおろし、アウターを脱いで……。
帰宅後の一連の流れで郵便物も置けるよう、浅いかごを椅子にのせてハンガーの横にセット。
大ぶりのふた付き保存びんにレシートをイン
花材の保管や、ときにふたを外して花器としても活用する広口の保存びん。
ひとつにレシートを入れて部屋の一角に並べ、月ごとに整理。
持ち運ぶものは仕分けファイルにひとまとめ
スタイリングに使えそうな趣あるカードや袋、洋書の1ページなどはファイルに保存。
撮影時やアトリエで探すのも出し入れするのも手軽。
<撮影/近藤沙菜 取材・文/髙井法子>
平井かずみ(ひらい・かずみ)
季節の移ろいをより身近に感じられる「日常花」を提案。東京・恵比寿のアトリエ「皓 shiroi」は新たな出会いの場として、花の教室「木曜会」のほか、心に響く多彩なジャンルのイベントも開催。著書は『あなたの暮らしに似合う花』(扶桑社)、季節を束ねるブーケとリース』(主婦の友社)など多数。http://www.hiraikazumi.com/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです