色も形も質感も、月日を重ねることで美しさの深みが増していく押し花。切り花や草花を使って、植物が持つ新たな一面に出合ってみませんか。今回は、フラワーデザイナーの梶谷奈允子さんに、「透明フレームで空間になじむ押し花」を教わりました。
(『天然生活』2022年9月号掲載)
(『天然生活』2022年9月号掲載)
背景が透明なフレームで、空間になじむ額装
押し花と空間が見事に同居する、目にも涼やかなアレンジ。フォトフレームのカバーをガラスなど透明な素材にするだけで、アート作品のような気品ある佇まいに。
静寂さと美しさを纏った草花は、それだけで圧倒的な存在感があり、空間にぱっと明かりを灯してくれます。
時間帯や光によって、押し花の見え方が変わるのもまた一興。
◾️ポイント
フォトフレームに挟めるものが限られているので、比較的厚みのない草花を使うとよい
◾️花材
ブルーファンタジア、アストランチア
◾️その他材料
額縁、フォトフレーム(透明タイプ)
<制作・スタイリング/梶谷奈允子 撮影/大沼ショージ>
梶谷奈允子(かじたに・なみこ)
「ゼロトゥスリー」主宰、フラワーデザイナー。著書に『美しい押し花図譜』(誠文堂新光社)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです