• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。ようやく涼しくなってきた秋の日に、子どもたちと公園遊びに出掛ける白鳥さん。

    東京の公園で見つけたピカピカのどんぐり

    10月に入り、紅葉と写真を。なんて思惑で公園に行ったのに、全然葉っぱが色づいておらず、みんなでびっくりした先日。皆さんのご近所はいかがですか?

    そこそこ寒くなってきたなぁ、と思っていたのに少し動くだけで汗だくな日もあり、私が太ってるからなのか? それとも天気のせいなのか? 戸惑う日々を送っています。

    それも含めて痩せたいなぁ。あ、今年からずっと言ってますわ。

    画像1: 東京の公園で見つけたピカピカのどんぐり

    公園遊びには、ちょうどいい季節になりましたね。散歩をしたり、子供を遊ばせるのに安全な気温です。

    子供は「どんぐり見つけたい! どんぐり!」と、そこらじゅうを駆け回っているのですが、まだどんぐりの季節じゃないのか、それとも、これまた気温のせいなのか、公園にどんぐりらしきものが1つも落ちていないのです。

    ちなみに東京の公園はどんぐりの取り合いです。もうみんな拾ってしまったのかもしれません。

    諦めてベンチに腰掛けたその時。キラリと光るものが。ピカピカのどんぐりです。「あった! ここにあったよー!!」大声で子供の名を呼び、夢中になって拾いました。

    画像2: 東京の公園で見つけたピカピカのどんぐり

    しかしながら、違和感が…… この公園のどんぐりにしては立派すぎる。大きすぎる。ピカピカすぎる。そして、どんぐりじゃない木の下にある感じ……

    これはもしや、誰かがばら撒いてくれたんじゃなかろうか?

    子供たちが毎日探しているどんぐり、気温のせいか実をつけないどんぐり、なったらなったで取り合いのどんぐり。

    そんな公園の様子を見ていた近所のおじさんが、どこぞやで拾ったどんぐりを、ここにばら撒いてくれたのかもしれない。そんなドラマが浮かんできました。

    勝手な妄想ですが、そんなお心遣いを想像したら目頭が熱くなってきました。そんなことができる人間になりたい。

    ちなみにこのどんぐり、どうやら煮沸も済んでいて、虫がわいてこないように手を加えられている模様。

    ありがとうございます。どんぐりおじさん。

    そんな10月は息子の1歳の誕生日でした。娘と一緒に赤ちゃんでも食べられるケーキをつくってお祝いをしました。

    画像3: 東京の公園で見つけたピカピカのどんぐり

    握り潰し、テーブルに擦り付け、時々スプーンでクリームを舐める! というダイナミックな食べ方で、息子も楽しんでいてよかったです。

    娘も初めてケーキをつくったのが楽しかったようで、毎日「明日もケーキつくってあげる!」と言いながら、お皿にどんぐりを並べて練習しています。

    毎日バタバタで、光の速さで時間が過ぎていきますが、季節も感じながら、子供たちの成長も見逃さないようにしたいなぁと思う、今日この頃です。



    画像4: 東京の公園で見つけたピカピカのどんぐり

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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