• 地球や自分にやさしく、無理なく手軽にできるプラスチックを減らす方法を、「プラなし生活」というユニットでさまざまな提案をする古賀陽子さんにお聞きしました。食品は包装なしで買う、ウェットティッシュをやめるなど、“なくても大丈夫”なプラスチックをやめてみる、3つのアイデアを紹介します。
    (『天然生活』2023年2月号掲載)

    プラスチックを「使うのをやめる」

    プラスチック製品を使わずにすむ方法を考えてみましょう。

    便利だからと無意識に使っていたプラスチック製のアイテムも、改めて考えてみると、それがなくてもなんとかなるものです。

    不必要なものを日常からなくして、シンプルなライフスタイルを手に入れて。

    「使うのをやめる」アイデア1
    食品トレーや個包装なしで買う

    画像: 「使うのをやめる」アイデア1 食品トレーや個包装なしで買う

    プラスチックごみの多くを占めるのが容器包装。食品トレーやポリ袋はその代表です。

    スーパーではどうしても包装されたものが多くなりますが、バラ売りの個人商店なら、容器を持参すればプラスチック包装が不要に。ちょっとした工夫が、結果につながります。

    画像: パン屋に行くときは、綿の巾着袋を持参。油が気になる惣菜パンはみつろうラップで包めばOK

    パン屋に行くときは、綿の巾着袋を持参。油が気になる惣菜パンはみつろうラップで包めばOK

    「使うのをやめる」アイデア2
    ウエットティッシュをやめる

    画像: コロナ禍で、自然とこまめに手を洗う習慣も。手を洗うだけで、プラスチックを減らす行動につながる

    コロナ禍で、自然とこまめに手を洗う習慣も。手を洗うだけで、プラスチックを減らす行動につながる

    外食時やコンビニなどでもらう個包装のおしぼり。バッグの中にウェットティッシュを常備する人もいるかもしれません。

    でも、よく考えたら、ウエットティッシュがなくても、手を洗えばいいだけのこと。お店でおしぼりを断る習慣も大切ですね。

    画像: 手ふきが必要なら、タオルをぬらすか薄く割いた脱脂綿をハッカの精油を垂らした水にひたすなどで工夫を

    手ふきが必要なら、タオルをぬらすか薄く割いた脱脂綿をハッカの精油を垂らした水にひたすなどで工夫を

    「使うのをやめる」アイデア3
    ビニールの傘袋は使わない

    画像: 傘を振って水を切りにくい折りたたみ傘。「タオルに布を縫い付けたお手製傘カバーもおすすめです」

    傘を振って水を切りにくい折りたたみ傘。「タオルに布を縫い付けたお手製傘カバーもおすすめです」

    雨の日、お店やビルなどに用意されているビニールの傘袋。建物内を雨水でぬらさないためですが、1回で使い捨てるものだけに、できれば使わずにすませたいもの。

    「建物に入る前に、傘をしっかり振って水を切るだけで、傘袋を使わなくてもすむようになります」



    〈撮影/林紘輝 取材・文/工藤千秋〉

    古賀陽子(こが・ようこ)
    プラスチックを使わない生活を実践中の主婦兼フリーのライター&デザイナー。海洋プラスチック汚染の深刻な実態を知り、中嶋亮太氏とのユニット「プラなし生活」を結成。WEBやSNSでプラスチックフリーなアイテムやアイデアを広める活動を行う。中嶋氏との共著に『暮らしの図鑑 エコな毎日』(翔泳社)がある。
    https://lessplasticlife.com/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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