• 木工家川合 優さんに、手先が器用じゃなくても簡単につくれる、遊び心のあるモビールを教わります。紹介するのは「石と貝のモビール」のつくり方です。思い出の石や貝殻を使って楽しみましょう。
    (『天然生活』2020年11月号掲載)

    “手づくり”で暮らしに遊び心を

    木工作家の川合優さんが考えてくれたのは、動く彫刻といわれるモビールです。

    「今回は木片と石、貝をおもりにしましたが、糸で下げられれば何でもいいです。糸の長さをそれぞれ替えて、アンバランスに見えるのに釣り合って動くようにすると面白いですよ」(優さん)

    画像: 微調整しながら天秤のバランスがちょうど釣り合う位置を根気よく探す

    微調整しながら天秤のバランスがちょうど釣り合う位置を根気よく探す

    石と貝のモビール (写真右) のつくり方

    空気の流れに合わせてゆらゆら、くるくる動く様子はいつまで見ていても、飽きることがありません。

    画像: 石と貝のモビール (写真右) のつくり方

    材料(1個分)

    ● 竹ひご(直径3mm)90cm1本
    *下げるものの重さによって、軽いものなら細い竹ひご、重いものなら太い竹ひごを使用するとよい
    ● 糸
    ● おもり(石や貝殻・木片・金属片など)
    ● 接着剤(瞬間接着剤や木工用接着剤)

    つくり方

     どういう形のモビールにするか全体像を決め、竹ひご2本と糸を好きな長さに切る。

     下からつくっていく。石と貝それぞれに瞬間接着剤で糸を付ける。竹ひごの両端にそれぞれを結びつけ、動かないよう瞬間接着剤で付ける。

     の竹ひごのまんなかあたりに糸を付け、石と貝のバランスがとれる場所を探す。ちょうど釣り合ったら糸が動かないよう瞬間接着剤で留める。

     木片に木工用ボンドで糸を付け、のもう1本の竹ひごの端に結び、接着剤で付ける。の糸を、もう一方の竹ひごの端に付ける。

     の竹ひごのまんなかあたりに糸を付け、バランスがとれる場所を探す。ちょうど釣り合ったら糸が動かないよう瞬間接着剤で留める。好きな場所に下げて完成。



    〈撮影/千葉亜津子 取材・文/長谷川未緒〉

    川合 優(かわい・まさる)
    日本の森林をよい状態に保つ物づくりをテーマに活動している。http://kawai-masaru.com/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.