• お笑いコンビ、たんぽぽの白鳥久美子さんは、おばあちゃんっ子だったこともあり、「ばあちゃん仕事」に憧れ、愛してやみません。今日も、手を動かして、暮らしをつくる。白鳥さん流の「楽しい小さな暮らし」をご紹介します。3歳になった娘のお祝いに、七五三のお詣りに出かけます。

    イヤイヤ期の娘と地元・福島で七五三詣で

    我が家の11月の一大イベントが終わりました。七五三です。

    画像1: イヤイヤ期の娘と地元・福島で七五三詣で

    娘が3歳の七五三でして、そのために私は9月くらいからずっと悩んでおりました。

    と言いますのは、3歳児はとにかくイヤイヤ言いますでしょ? いわゆる「イヤイヤ期」というやつです。

    「これ着る?」なんて聞こうものなら、「イヤー!!」と雄叫びをあげます。ただ聞いただけなんだけどなぁ。ヘビを威嚇する鳥のような声あげなくてもいいじゃない。と、私には分からないことだらけです。

    自我が芽生えて、「こうしたい、ああしたい、これも自分でやってみたい!」という時期なので順調に成長中ということではありますが、ああ、この時期に着物を着せるというのは… 絶対に威嚇されることうけあい!

    とりあえず、お詣り当日に着物を着ない可能性もあると思い、夏の暑い時期に前撮りを済ませました。料金も安くなってお得です。

    画像2: イヤイヤ期の娘と地元・福島で七五三詣で

    プロのおかげで髪の毛セットは5分、着物着付けも5分、撮影1時間弱で、あっという間にステキな写真を撮っていただき、ひとまず安心しました。

    初めての着物をノリノリで着てくれたので、これはお詣りの日も大丈夫かもしれないと踏んでいました。

    ところがです。お詣りの数日前から「かわいい着物着ようね!」と私が聞くと、「この前着たから着ないのよぉ! 1回でいいのよぉ〜」という理屈をこねてくるではありませんか。

    なぜ1回でいいというルールなのか。かわいいならもう1回着たらいいではないか。もしかして、ノリノリに見えていたのは親だけで、本人は頑張っていたのかもしれない。などと、考えているうちに当日になりました。

    地元福島でお詣りなので、私の母にも手伝ってもらいながら支度開始です。案の定、「それこの前着たから着ないのよぉ〜! これでいいのよぉ〜」と、パジャマで行くと言います。

    しかたない。まずは飴を食べさせてその間に髪の毛をセットすることに。YouTubeで検索して私でもできる簡単なセットをしますが、てこずる私。

    ダメだ! これ以上ちんたらやっていたら娘が威嚇をはじめてしまう。髪型は諦めて、母に手伝ってもらいながら着物を着せます。

    「着ない!」という娘に「これ着たらアンパンマンミュージアム行けるよ!」と約束します。よし、ここまでできたら、あとは足袋を履いて草履でコンプリート。

    が、ここでも「はかないもん!」と娘。「キョエー!!」と威嚇する鳥が出ました。母が「もういいんじゃない? 履かなくてもかわいいよ。」と言ってくれて、ようやく私も我に返りました。大好きなアンパンマンの靴をピカピカに洗っておいてよかった。

    そんなこんなで色々ありながら、無事にお詣りを済ませることができました。千歳飴をもらって嬉しそうにしていてよかったです。

    オアシズの光浦靖子さんが、娘が初めて描いた、人の顔らしき絵を刺繍にして髪留めをつくってくれたのですが、それを髪に飾りました。不思議なものでこれだけはすんなり付けてくれて、しかもご機嫌になってくれたので、光浦さんには本当に感謝です。

    画像3: イヤイヤ期の娘と地元・福島で七五三詣で

    たくさんの人に支えてもらいながら、私もここまでこられたんだなぁと思います。お世話になった全ての人に感謝すると共に、全ての子どもたちが毎日笑顔で過ごせますように。と、お詣りさせていただきました。



    画像4: イヤイヤ期の娘と地元・福島で七五三詣で

    白鳥久美子(しらとり・くみこ)
    1981年生まれ。福島県出身。日本大学芸術学部卒。2008年に川村エミコとたんぽぽ結成。10年、フジテレビ系『めちゃ2イケてるッ!』の公開オーディションで新レギュラーの座をつかみ一躍人気者に。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。趣味は、散歩、高圧電線観察、シルバニアファミリー。特技は、詩を書くこと。唎酒師(日本酒のソムリエ)の資格ももつ。



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