• 生きづらさを抱えながら、自傷、自殺未遂、依存症、摂食障害、心の病と闘っていた咲セリさん。不治の病を抱える1匹の猫と出会い、その人生が少しずつ、変化していきます。生きづらい世界のなかで、猫が教えてくれたこと。猫と人がともに支えあって生きる、ひとつの物語が始まります。猫と一緒に食べられる、与えてよい食べものとは。

    年末恒例! おせちづくりと猫たちの攻防戦

    今年も残すところ、あとわずかになりましたね。

    我が家では、おせちをつくる私と猫たちの攻防が繰り広げられています(笑)

    私は魚介類が好きなので、おせちの中に入れるものも、ホタテやカニなど、魚介類をベースにつくる料理が豊富。

    そのにおいが、みんなたまらないようです。

    画像: 年末恒例! おせちづくりと猫たちの攻防戦

    とはいえ、おねだりをする猫がかわいいのも事実。

    あまりたくさんは猫の体に害になってしまいますが、「あげてもいいもの」を「少しだけ」一緒に楽しむことで、年末の準備もより楽しいものになりますよね。

    猫と楽しむ、おすそ分け。猫に与えてもよいもの・ダメなもの

    では、猫が食べてもよいものとは何でしょう?

    画像: 猫と楽しむ、おすそ分け。猫に与えてもよいもの・ダメなもの

    食べてよいもの
    魚類

    マグロや鮭、タイ、カツオなどの魚類はキャットフードの原材料としても使われています。

    魚によっては、たんぱく質やビタミン、ミネラルなども豊富に含まれているので、少量であればおやつとして問題はなさそうです。

    ただ、生の魚には寄生虫や食中毒の危険性があるため、加熱するのがおすすめです。

    食べてよいもの
    肉類

    猫は意外と多くの種類の肉を食べても大丈夫なようです。

    鶏肉、豚肉、牛肉、ラム、カモなど、みんな大好き。

    ただ、これも魚と同じく生だと寄生虫や細菌の恐れがあるため、火を通すことが大切です。

    それでは、逆に与えてはいけない食べ物は何でしょうか? これも知っておくことで、危険から逃れることができます。

    猫が食べてはいけないものは、次の通りです。

    食べてはダメなもの
    ネギ類、ニンニク

    玉ねぎ、長ネギ、ワケギ、アサツキなどのネギ類や、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどには、猫に中毒を起こさせる危険性があります。

    中毒になると、貧血や下痢、嘔吐などの症状が見られ、最悪命に関わります。

    これらは、茎だけでなく、葉や、皮、根っこの全てに有毒性があるため、生はもちろん、加熱してもあげないようにしたほうが安心です。

    食べてはダメなもの
    チョコレート、ココア

    チョコレートやココアに含まれる「カフェイン」や「テオブロミン」という成分も中毒を引き起こす物質です。嘔吐や下痢、血尿、失禁、発熱、麻痺など、大変危険な症状が起こります。

    猫と一緒に、同じものを食べて、年末年始を祝いたい。

    その気持ち、とても共感します。

    画像1: 食べてはダメなもの チョコレート、ココア

    楽しい時間が危険なものとならないよう、食べていいもの、いけないものを覚えておき、「ちょっとだけ」を大切に、味わいたいですね。

    それでは、みなさま、よいお年をお迎えください!


    画像2: 食べてはダメなもの チョコレート、ココア

    咲セリ(さき・せり)

    1979年生まれ。大阪在住。家族療法カウンセラー。生きづらさを抱えながら生き、自傷、自殺未遂、依存症、摂食障害、心の病と闘っていたところを、不治の病を抱える猫と出会い、「命は生きているだけで愛おしい」というメッセージを受け取る。以来、NHK福祉番組に出演したり、全国で講演活動をしたり、新聞やNHK福祉サイトでコラムを連載したり、生きづらさと猫のノンフィクションを出版する。主な著書に、『死にたいままで生きています』(ポプラ社)、『それでも人を信じた猫 黒猫みつきの180日」(KADOKAWA)、精神科医・岡田尊司との共著『絆の病──境界性パーソナリティ障害の克服』(ポプラ社)、『「死にたい」の根っこには自己否定感がありました──妻と夫、この世界を生きてゆく』(ミネルヴァ書房、解説・林直樹)、『息を吸うたび、希望を吐くように──猫がつないだ命の物語』(青土社)など多数ある。

    ブログ「ちいさなチカラ」



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