• ライフオーガナイザーの手塚千聡さんに、愛用品と、暮らしを見直して導入したサービスを教えてもらいました。新年に合わせて、家電や生活雑貨、家事サービスなど、日々をスムーズにまわして助けてくれるものを上手に取り入れてみませんか。
    (『天然生活』2024年2月号掲載)

    手塚千聡さんを助けてくれた「もの」と「サービス」

    私を助けてくれたもの
    陶器のめしびつ

    画像: 容器ごとレンジで温めたら、そのまま食卓へ出せるのが利点。「ふだんは私がおかずをつくっている間に、家族が各自でよそっておいてくれます」

    容器ごとレンジで温めたら、そのまま食卓へ出せるのが利点。「ふだんは私がおかずをつくっている間に、家族が各自でよそっておいてくれます」

    残りごはんは「めしびつころりん」に移し替え、冷めたら冷蔵庫で保存。

    「一膳ずつラップなどで小分けする手間がなくなり、温めもレンジに入れるだけですむように。ふた裏の素焼き部分が余分な水分を吸収してくれるのか、ごはんがおいしくなるのもうれしくて」

    画像: ほどよいサイズ感で使いやすく、ころんとした愛らしい形もお気に入り

    ほどよいサイズ感で使いやすく、ころんとした愛らしい形もお気に入り

    めしびつころりん/やまほん陶房

    私を助けてくれたもの
    無印良品の小物ホルダー

    画像: 上から下着、レギンス、靴下の順に収納。手に取りやすい位置で、あわただしい朝の身支度もスムーズに

    上から下着、レギンス、靴下の順に収納。手に取りやすい位置で、あわただしい朝の身支度もスムーズに

    引き出しに下着や靴下を収納するのをやめ、吊り下げ式の収納へ。洗面所の一時置き場から、夫が自分で持ってきて片づけるルール。

    「引き出しを開閉する手間がなくなり、使いやすいみたいです。容量があるので、冬にはくヒートテックのレギンスも余裕で入ります」

    ポリエステル麻 小物ホルダー※限定店舗にて取り扱い/無印良品 銀座

    私を助けてくれたもの
    パシーマの寝具

    画像: 5年以上愛用するキルトケットは、洗うたび、生地がふっくらとやわらかに

    5年以上愛用するキルトケットは、洗うたび、生地がふっくらとやわらかに

    パットシーツは置くだけ、キルトケットは掛け布団の下に挟むだけなのでベッドメイクがあっという間。

    「都心のコンパクトなマンションでベッドまわりのスペースにも余裕がないので、付け外しの負担がないのは助かります。最近、枕カバーなども買い足しました」

    パシーマ キルトケットシングル、パットシーツシングル(手塚さん使用のクイーンサイズは一部店舗にて取り扱い)、まくらカバー/龍宮

    私を助けてくれたこと
    母のお総菜便

    画像: 地元のお菓子や果物のおまけ付き。献立メモと元気ですか? の一言がうれしい

    地元のお菓子や果物のおまけ付き。献立メモと元気ですか? の一言がうれしい

    月に1回届く母の手づくりお総菜が、毎日のごはんやお弁当づくりのお助け役。

    「娘が好きな切り干し大根の煮ものは多めに、ハンバーグやフライはお弁当用に小さめがよいなど、好みや希望をすぐ伝えられるのもいいところ。4人いる孫の名の頭文字をつなげた『KAIMフードサービス』なる名称も考え、楽しみながらやりとりしています」

    私を助けてくれたこと
    家事代行サービス

    画像: 気に入った人とマッチングする仕組みで、やりとりは専用のアプリ内で行う(右写真提供/手塚千聡さん)

    気に入った人とマッチングする仕組みで、やりとりは専用のアプリ内で行う(右写真提供/手塚千聡さん)

    隔週で水まわりと、窓ふきなどプラスαの掃除を依頼。

    「ストレスだった排水溝の掃除を完全に手放せました。あくまでも家庭でする家事の延長でマニュアルがあるわけではないので、初動のすり合わせは必要になってきますが、その人次第で融通が利くという利点も」

    キッズライン家事代行サービス https://kidsline.me/housekeeping

    ひとりで負担を抱え込まず、家族と自分にやさしい「仕組み」を

    片づけサポートを中心に、ライフオーガナイザーとして活躍する手塚千聡さん。小学生の子どもたちが幼いころはフルタイムの会社員だったこともあり、時短になるグッズや家電を取り入れるなど、家事の負担を少しでも減らそうとあれこれ模索してきたそう。

    当時から現在も愛用しているのは面倒な付け外しの手間のいらない「パシーマ」の寝具。やさしい肌触りはもちろんのこと、手入れのしやすさも魅力といいます。

    「経血などの汚れも石けんで簡単に落とせますし、1時間半、浴室乾燥機にかけたら乾きます。なので、洗い替えは持っていないんです。夏と冬で寝具を替えなくてもいいところも気に入っています」

    また、月1回、故郷の母から届くお総菜便は愛情に甘えるのではなく、きちんと代金を払うことで感謝の気持ちを示しているそう。

    「慣れ親しんだ味が届くとホッとしますし、離れていても食卓でつながれるのがうれしい。母にとってもひとり分の食事づくりは億劫になりがちですが、孫のためと思うと張り合いになるようです」

    ひとりで負担を抱え込まず、家事代行サービスや、家族が自分で衣類を整頓できるグッズも取り入れて。手塚さんの暮らしには、家族にも自分にもやさしいアイデアと仕組みがいっぱいでした。



    〈撮影/わたなべよしこ 取材・文/野崎 泉〉

    手塚千聡(てづか・ちさと)
    2017年より大阪を拠点にライフオーガナイザーとして、片づけサポートを中心に活動。個人宅に出張しての収納プランニングのほか、オンラインでの講座や相談も行う。
    webサイト:https://laladual.com/  インスタグラム:@tezukachisato

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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