• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、ホワイトソースを使わない「おつまみイカとじゃがいものグラタン」のお話。

    ホワイトソースいらずで手軽に

    寒くなると食べたくなるグラタン。

    しかし、ホワイトソースからつくることを考えると気が遠くなります。

    そこで今回はホワイトソースを使わないレシピをご紹介します。

    じゃがいものとろみを利用し、牛乳と生クリームを合わせてホワイトソースの代わりにします。

    具材はイカの燻製とじゃがいも

    また、具材に使う「おつまみのイカ」は意外かもしれませんが、じゃがいもとの味の相性も良く、少し煮込むことでほどよい塩味と出汁の風味を感じます。

    味付けは塩こしょうだけなので簡単。

    最後に溶けるチーズをかけて焼くので、味付けは少し薄味にとどめておきましょう。

    トロトロに煮たじゃがいもを崩しながら召し上がってください。

    じゃがいもは小さめを選び、切った後は水にさらさずそのまますぐ牛乳で煮込んでください。

    また、おつまみイカは輪切りの燻製タイプがおすすめです。

    お好みで最後にブラックペッパーをかけることで味がひきしまります。

    ぜひ出来たてアツアツをどうぞ。

    おつまみイカとじゃがいものグラタンのつくり方

    画像: おつまみイカとじゃがいものグラタンのつくり方

    材料(15cm四方の耐熱容器1個分)

    画像: 材料(15cm四方の耐熱容器1個分)
    ●じゃがいも(小)4個(300g)
    ●おつまみイカ(イカの燻製)15g
    ●ピザ用チーズ大さじ2
    ●粉チーズ少々
    ●牛乳150mL
    ●塩小さじ1/4
    ●こしょう少々

    つくり方

     じゃがいもは皮をむき5mm程度の厚さに切って鍋に入れ、牛乳、塩、こしょうを加えて中火で加熱する。

    画像1: つくり方

     まわりがふつふつしてきたら弱火にして、少しすきまを開けてふたをして10分煮込む。途中1、2回全体を混ぜる。

    画像2: つくり方

     おつまみイカは食べやすい大きさに切って鍋に加え、ふたを取り中火で2分煮詰める。

     を耐熱容器に入れ、ピザ用チーズと粉チーズを振りかけ、オーブントースターで焼き色をつける。食べるとき、お好みでブラックペッパーをふる。

    画像: 鍋の具材を耐熱容器に入れる

    鍋の具材を耐熱容器に入れる

    画像: 焼き上がり

    焼き上がり



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は新しいアトリエで開催中)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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