ホワイトソースいらずで手軽に
寒くなると食べたくなるグラタン。
しかし、ホワイトソースからつくることを考えると気が遠くなります。
そこで今回はホワイトソースを使わないレシピをご紹介します。
じゃがいものとろみを利用し、牛乳と生クリームを合わせてホワイトソースの代わりにします。
具材はイカの燻製とじゃがいも
また、具材に使う「おつまみのイカ」は意外かもしれませんが、じゃがいもとの味の相性も良く、少し煮込むことでほどよい塩味と出汁の風味を感じます。
味付けは塩こしょうだけなので簡単。
最後に溶けるチーズをかけて焼くので、味付けは少し薄味にとどめておきましょう。
トロトロに煮たじゃがいもを崩しながら召し上がってください。
じゃがいもは小さめを選び、切った後は水にさらさずそのまますぐ牛乳で煮込んでください。
また、おつまみイカは輪切りの燻製タイプがおすすめです。
お好みで最後にブラックペッパーをかけることで味がひきしまります。
ぜひ出来たてアツアツをどうぞ。
おつまみイカとじゃがいものグラタンのつくり方
材料(15cm四方の耐熱容器1個分)
●じゃがいも(小) | 4個(300g) |
●おつまみイカ(イカの燻製) | 15g |
●ピザ用チーズ | 大さじ2 |
●粉チーズ | 少々 |
●牛乳 | 150mL |
●塩 | 小さじ1/4 |
●こしょう | 少々 |
つくり方
1 じゃがいもは皮をむき5mm程度の厚さに切って鍋に入れ、牛乳、塩、こしょうを加えて中火で加熱する。
2 まわりがふつふつしてきたら弱火にして、少しすきまを開けてふたをして10分煮込む。途中1、2回全体を混ぜる。
3 おつまみイカは食べやすい大きさに切って鍋に加え、ふたを取り中火で2分煮詰める。
4 3を耐熱容器に入れ、ピザ用チーズと粉チーズを振りかけ、オーブントースターで焼き色をつける。食べるとき、お好みでブラックペッパーをふる。
本多理恵子(ほんだ・りえこ)
料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は新しいアトリエで開催中)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。
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