(『おしゃれな20人の年間クローゼット計画』より)
佐々木恭子さん 春夏秋冬の装い
仲春
春が近づくと、桜色の服を着たくなる。とはいえ、まだ肌寒いので、タートルネックニットとカーディガンは必須。もちろん、こちらも桜色を。麦わらの中折れ帽も、さりげなく花柄でかわいらしく
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晩春
袖が大きく、上に何かを羽織ることができないデザインなので、 “一枚でちょうどいい” 季節に狙い撃ちで登場するビンテージのワンピース。秋口に、黒いブーツ+タイツで着ることもある
春のアイテム
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初夏
佐々木さんには珍しいスポーティアイテムのポロシャツは、友人のおさがり。夏になると、こんなさわやかな白を着たくなる。ストールとポロシャツの黒のラインが、着こなしを引き締める
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晩夏
甘いベージュピンクのワンピースは、レースのボトムを合わせて肌の露出を抑えたほうが涼しげな気がする。デザインがきれいなので、羽織ったり、巻いたりは、なし。つばの広い帽子で夏らしく
夏のアイテム
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仲秋
「全身、ワントーンでまとめるのが好き」と佐々木さん。カジュアルなパーカには、ビンテージの立ち衿レースブラウスで甘さを。平坦な印象にならないよう、異素材を意識して組み合わせる
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晩秋
気温が下がるこの時季は、暖かなカシミアのボーダーニットが活躍。華やかな黒いチュールスカートを合わせて、シックな大人のボーダースタイルが完成。足元は、乗馬ブーツで防寒性もばっちり
秋のアイテム
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初冬
「ピレネックス」のダウンベストは、予想以上に体が温まる便利な一枚。茶系のグラデーションを楽しむコーディネートの主役は、ビンテージのカットソーのパンツ。きれいなラインがお気に入り
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仲冬
主役は「ノリコイケ」の赤いニット。この一枚を際立たせるように、あとのアイテムは、ごくベーシックなデザインでまとめる。クラシックなコートは「マーガレット・ハウエル」で見つけたもの
冬のアイテム
冬は、ジョッパーズ+ブーツが定番。主張しすぎない靴下は欠かせない
<撮影/柳原久子(https://water-fish.co.jp/) 取材・文/福山雅美>
佐々木恭子(ささき・きょうこ)
帽子とヘッドアクセサリーのブランド「Sugri」のデザイナー。帽子づくりを学んだのち、オートクチュールの帽子メゾンでの経験を経て、2002年からオリジナルブランド Sugri をスタート。
http://www.sugri.net/
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