DIYの幅を広げてくれるおすすめの工具「ジグソー」
前回は「のこぎり」でパンボードをつくりましたが、今回は「ジグソー」を使ってカッティングボードをつくります。
ジグソーは簡単に曲線が切れる道具ですので、持っているととても活躍するのではないかと思います。数千円で買えるものからあって買いやすいのもよいところ。DIYの幅がぐんと広がります。
私は 家にたくさん木端があるので、いろいろなサイズのボードをつくりましたが、それぞれがとても活躍しています。
小さくつくればコースター、大きくつくればピザプレート、パンを置くだけでなく鍋敷などにも使っています。
材料
![画像: 材料](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/27eee70804455a74608e637bd97d3d106f879d81.jpg)
● 木端などの板(今回はパイン材を使用)
● 木材と同じサイズの紙
道具
![画像1: 道具](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/66299220bad8516d9757aa36928a63c53d69ccf8.jpg)
● ジグソー
● 電動ドリル
● サンダー(紙やすりでも)
![画像2: 道具](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/b80bf56f7444f57b9cd8b021873331d366988e83.jpg)
● みつろうクリーム
● 布
つくり方
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/ce2044344777e7a69d168f8e5d157d2023700baf.jpg)
1 紙型となる紙を半分に折り、ペンなどで曲線を描きます。
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/653c61af75641ac6a180b1ea533f633ae33599b9.jpg)
2 曲線をはさみで切ります。紙を半分に折って切ることで、左右対象のきれいな型紙がつくれます。
![画像3: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/4c52551fa76cc3a5bb3cb9826d68e824ef7eeb34.jpg)
3 型紙を開き板に乗せ、ペンなどで型紙の形を板に書き写します。
![画像4: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/81e392b40d158f64087d0a8f4587ac7f9c113d61.jpg)
![画像5: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/4f9e5c498db507b4a1edd39a1b5ac26f5871e3e4_xlarge.jpg)
4 板のをジグソーでカットします。振動でズレやすいので、ジグソーのガイドをしっかりと板に付け、上からジグソーを押さえるように使います。カーブがきつい箇所はゆっくりとカットするのが、きれいに切るコツです。
![画像6: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/abc2cee0a8f00fa297c438705c9d625a82e8476c.jpg)
5 取っ手の部分に、電動ドリルで穴を空けます。
![画像7: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/f10d841dbbb949c5d8635a365373aaa1ef538a91.jpg)
6 板の周りを、サンダーで面取りします。120番で削って、400~800番ぐらいで仕上げます。サンダーがない場合は、紙やすりでも大丈夫。
![画像8: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/e67214dbe3017e10f1076f8f320e0c9e24849fc7.jpg)
7 油を板に染み込ませて保護するために、みつろうクリームを布で塗り広げます。乾いたらから拭きしましょう。前回つくった「パンボード」と同じく、クルミオイルを塗ってもいいです。
![画像9: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/03/22/9326bd5fa5f2e502ee96e3730b9608bde7f1d1c6.jpg)
8 これで完成です。
同じつくり方でもいろいろな用途のボードがつくれるので、是非是非つくってみてください。
大きな家具などをつくるのは難しいと感じる非力な女子も、ミシンを使ってランチョンマットを縫うように、木を切ってボードをつくってくれたらいいなぁと思っています。
生活が楽しくなりますよ。
<写真・文/まるばやしさわこ>
丸林佐和子
造形作家。こどもちゃれんじ『ぽけっと』造形あそび監修、NHK教育テレビ『キミなら何つくる?』の造形スタッフなどで幅広く活躍中。
雑誌やテレビに多く出演するほか、『はじめてのこうさく』(ポプラ社)、『へんしん工作』(WAVE出版)、『さわこちゃんと10人のおひめさま』(アリス館)、『さわこちゃんと10のぼうけん』(アリス館)、『リトルスペース』(パルコ)、『どんどん!どんぐり工作』(汐文社)、『丸林さんちの家具づくりDIYレシピ』(ブティック社)など著書も多数ある。
石川聡(丸林 聡)
アートディレクター/イラストレーター/デザイナー/家や家具の製作。共著に、『丸林さんちの手づくり家具帖』『丸林さんちの手づくり家具帖2 カフェスタイルな、お部屋改装術』『丸林さんちの机の上の小さな家具帖』(以上、メディアファクトリー)、『丸林さんちのはじめての家具づくりレシピ』(パイインターナショナル)、『丸林さんちのヴィンテージスタイルな家具と庭づくり』(エクスナレッジ)がある。