麻生圭子さんのセルフリノベーション・キッチン
麻生さんのご自宅は、手を動かして、自分で育てるインテリアです。
もちろん表紙の台所もDIYによるセルフリノベーションで完成させています。
壁に小さなフックを取りつけてカップを吊るし、ユーズドの足場板とれんがでつくった食器棚にお気に入りのお皿を並べています。
壁のタイルも頭の中の理想のイメージを形にするため、ご自身で貼り付けています。
写真はお手製オープンシェルフにたたずむ、愛猫りんちゃん。遊んでも危なくないよう、板はしっかりと固定されています。
いまは重い鍋が並んでいますが、暮らしや気分によって置く物は変わっていくそう。
6月号に登場したデスクスペースですが、こちらはロフトになります。
1Fから床から垂直に取り付けられた梯子を登ってたどり着く秘密基地風のスペースです(麻生さんは身軽にはしごを昇り降りしていましたが、移動はアスレチックのアクティビティ並みのドキドキ感!)。
登り切ると、気持ちのいい陽が降り注ぐ明るい空間が広がります。
ちなみに、誌面に登場したロフトの書類棚は、ベニア板のボードに黒板ペイントして手づくりしたそう。
アイデアを次々に形にしていくセンスと技に憧れます。
最後は誌面で紹介しきれなかったおまけの一枚。
古いトランクをセンターテーブル代わりに。
自宅のあちらこちにDIYのアイデアが散りばめられて、ワクワクしっぱなしの楽しい取材でした。ぜひ誌面の記事もお楽しみください。
カメラマンの竹田俊吾さん、ライターの西川公子さん、そして麻生圭子さん。本当にありがとうございました。
〈撮影/竹田俊吾〉
※ 麻生圭子さんの記事「幸せな気持ちが広がる見せる収納が暮らしの基本」は、『天然生活』2021年6月号、P.14~17に掲載されています。
麻生圭子(あそう・けいこ)
作詞家として数々のヒット曲を手がけた後、エッセイストに。京都町家暮らし、ロンドン生活を経て、現在は琵琶湖のほとりの家に住む。
ツイッター:@keiko_aso