「サテンパンツ」季節のコーディネート
天然生活の連載「一年中着回せる簡単服」で、サテンパンツのつくり方を紹介してくださった、佐藤かなさん。
上品な光沢が映えるサテンのイージーパンツ。元気が出るようなビタミンカラーと艶やかな素材感で、手軽に華やかさを加えてくれます。
一見クセが強そうですが、テイストやシーンを選ばず取り入れられるのも魅力。サテンの品のあるつや感は、きれいめスタイルにもカジュアルスタイルにも似合うので、幅広く着回せます。
たっぷりなサイズ感ながらも、テロンと落ちる布なので広がりすぎず、すっきりとしたシルエットです。
それでは、春・夏・秋・冬それぞれの季節のコーディネート を見ていきましょう。
春 ～Spring～
ニット7,590円／アンドマイラ（フェリシモ）
中に着たブラウス20,900円／アデュートリステス
サンダル20,680円／アデュートリステス
春ならではのファッションを楽しみたいなら、カラーパンツがおすすめ。はくだけでコーディネートが一気に明るく、おしゃれになります。
顔に近いアイテムには難しい“派手な色”も、ボトムならば“差し色”として取り入れやすいので、普段はかない人も、ぜひチャレンジを。
中に着た上品な柄のブラウスが、薄手ニットとサテンパンツのつなぎ役。ほんの少しきれいめテイストをプラスした着こなしです。
夏 ～Summer～
トップス 23,100円／ネストローブ（ネストローブ 表参道店）
きれいな光沢や、しなやかなドレープもさることながら、体にまとわりつかずサラリとした着心地のよさも魅力のサテン。夏にうれしい一着です。
夏のコーディネートの主役はサテンパンツ。パンツの色味を引き立てる、落ち着いた濃紺のトップスを合わせました。サテンのつややかさとドレープのつくる動きや表情で、シンプルになりがちな着こなしも、ぱっと華やかになります。
足元は黒で引き締めつつ、フラットなサンダルで軽やかに。
秋 ～Autumn～
シャツ ／ハンズ オブ クリエイション（エイチ・プロダクト・デイリーウエア）
マットな素材のアイテムが増えてくる秋には、あえて光沢のあるサテンパンツを合わせて、素材のコントラストを楽しんで。サテンの艶めきと鮮やかな色が相まって、ナチュラルなコーディネートの甘さを抑えつつ、上品さをプラスしてくれます。
一見派手に思えますが、グリーンは生成りやベージュなどナチュラルカラーと好相性。意外とどんな服でもなじみ、幅広く活躍します。
インパクトのあるカラーアイテムを取り入れるときは、バッグや靴を“黒”で仕上げると、全体がまとまります。
冬 ～Winter～
コート／アヴェクモワ（フェリシモ）
暗い色に偏りがちな冬だからこそ、思い切って鮮やかな色のサテンパンツを取り入れて。ロングコートの裾から、元気な色がちらりと見えるだけでも明るい気持ちになります。
寒い冬には薄めの素材ですが、パンツにたっぷりとゆとりがあるから、タイツやレッグウォーマーなどを中にはいても響きません。
トップスは、顔色も明るく見せてくれる白のケーブルニットで、ぬくもり感たっぷりにまとめました。
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こちらで紹介した「サテンパンツ」のつくり方は、『天然生活』2021年7月号、P.88～89に掲載しています。
＊商品の記載がないものは、すべて「スタイリスト私物」です。
＊このページに記載している価格は税込みです。
【問い合わせ先】
エイチ・プロダクト・デイリーウエア｜TEL.03-6427-8867
https://hands-of-creation.themedia.jp/
アデュートリステス｜TEL.03-6861-7658
https://store.bigi.co.jp/shop/adieutristesse/
フェリシモ｜TEL.0120-924-211
https://www.felissimo.co.jp/
ネストローブ 表参道店｜TEL.03-6438-0717
https://nestrobe.com/
＜作品デザイン・制作・スタイリング／佐藤かな 撮影／千葉亜津子 ヘア・メイク／吉川陽子 モデル／kazumi＞
佐藤かな（さとう・かな）
雑誌や広告などを中心に活躍するスタイリスト。趣味が高じて出版したソーイング本『KANA’S STANDARD』（文化出版局） amazonで見る
で作家としても注目を浴び、著書も多数。レディース服ブランド「アヴェクモワ」のプロデュースも手がけ、良質な素材と、シンプルながらも、さりげなく遊び心を加えたデザインで人気。
https://www.felissimo.co.jp/avecmoi/
