• 「グレイヘアにしたことで、ますますおしゃれが自由になった」と話すのは、ファッション業界で長く働き、今は飲食店を経営する五嶋佳代さん。そんな五嶋さんが自然体で楽しむグレイヘアの装いのコツを紹介します。

    おしゃれを自由にするグレイヘア

    「髪をこの色にしたら、今まで着ない色が楽しめるようになりました。黒い髪ならコントラストが強すぎるけれど、グレイヘアだとちょっと優しい感じになるので」と話すのは、飲食店を経営する五嶋佳代さん。

    20代はデザイナーを夢見てアパレル会社へ、その後はファッションショーやイベントを企画進行する会社へ。40歳を前に飲食業に転職したのは、めくるめくファッション業界に疲れたからとも言えると、笑います。

    仕事が気楽になり、自由な時間が増え、引越しもしてライフスタイルが変化。憧れていたグレイヘアが2年をかけて完成し、ファッションも自分の気持ちにだけ従うようになったそうです。

    「グレイヘアにしたことで、ますますおしゃれが自由になった」と話す五嶋さんに、今だからこその「おしゃれ」の楽しみを取材しました。

    グレイヘアにしたら、優しいピンクが似合うように

    画像: グレイヘアにしたら、優しいピンクが似合うように

    「髪を染めているときは考えられなかった色」と五嶋さん。洗いざらした風合いの“120%lino”のリネンTシャツに雑貨店で買ったユニセックス仕様のパンツ。

    ラッキーストーンのダイヤモンドのネックレスとピアスはシャワーの時も外さない。「アクセサリーというよりお守りかしら」

    装いの彩りは、ユニクロのきれい色カーディガン

    画像: 装いの彩りは、ユニクロのきれい色カーディガン

    グレイヘアにしてから手に入れた“Liesse”のワンピースはパープル。マスタード色のカーディガンを合わせ、色×色で楽しく。

    「“ユニクロ”は鮮やかな色がきれい。今まで着ない色も気軽にトライできるから、重宝しています」

    夫のデニムを拝借。フェミニンなブラウスでバランスを調整

    画像: 夫のデニムを拝借。フェミニンなブラウスでバランスを調整

    「主人は私より小柄。だから借り物なのに、ほぼ私のサイズです(笑)。そのうち私のものになりそう」。正真正銘のボーイフレンドデニムは“A.P.C.”。二子玉川を散策しているときに買った“エブール”のブラウスで。

    「ぴたりとハマっていると頑張り過ぎに見えてしまう。私はフェミニンもマニッシュもミックスするぐらいが、しっくりくるんです」

    「実は昔ほどファッションに熱はなくて、そんな自分に正直になるしかない」と思ったという五嶋さん。雑貨屋さんの男の子が履いていたパンツが気に入って衝動買いしたり、ユニクロやワークマンも取り入れてみる。

    意外なことをちょっとプラスしながら、自由におしゃれを楽しむ姿が印象的でした。さらに詳しい内容は『これからの私が似合う服 春夏』に掲載しています。

    〈撮影/前田晃 取材・文/宮崎桃代〉


    五嶋佳代(ごとう・かよ)

    1962年生まれ。アパレル業界でデザイナー、PRなどを経て、東京コレクションやイベントの企画制作会社へ。2000年に飲食業へ転身。健康な体と食を知るため、ファスティングアドバイザー、ローフードマイスター、漢方養生指導士などの資格を取得。現在は、渋谷にあるサロン的バー「莢saya」「黍kibi」の2店を経営。産直の物販や金継ぎ教室、ワークショップなども自由に開催している。

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    50代以上の、おしゃれを自分なりに愉しみたい女性に向けた、好評ファッションムック第2弾!表紙は伊藤蘭さん登場。

    今回は、コロナ禍で、出かける場所も服もこれまでとはがらりと変わった時代に、「どの服を捨てるか、残すか、直して着るか」を大人のおしゃれ達人に徹底的に取材。1号め同様、「自分なりにおしゃれを、人生を楽しもう!」と背中をおしてくれる方が多数登場します。

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