料理家の松田美智子さんに真だこの唐揚げのつくり方を教えていただきました。たこのプリプリ感と衣のサクサク感が楽しめる逸品です。
真だこのこと
真だこは食用とされるたこの代表格で、一般に「たこ」といえば、本種を指すことが多いです。近年では、漁獲量が少なくなって高値で取引され、海外から大量に輸入されたものが、スーパーなどには並んでいます。真だこは一般的に生の状態ではなく、ゆでられた状態で売られています。
ちなみに、「水だこ」と「真だこ」の違いは、水だこは真だこよりはるかに大きく、ゆでだこが一般的な真だこと違い、生で食すことが多いです。尚、たこの頭は、安価で柔らかく、美味しいので、見つけたらぜひ、購入を。
真だこの唐揚げのつくり方
たこの旨味がしっかりと感じられて、ついつい手が伸びてしまう一品。アツアツのうちに召し上がれ。
材料
● 真だこの脚(大きめ) | 1本 |
● A | |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ にんにく(すりおろし) | 小さじ1/2 |
・ 胡椒 | 少々 |
● 片栗粉 | 適量 |
● レモン | 適宜 |
つくり方
1 たこは、ひと口大の乱切りにし、Aを合わせ15〜30分おく。
2 1の水気を、ペーパータオルでおさえ、片栗粉を丁寧に、薄く全体に付ける。
3 揚げ油を高めの中温に熱し、たこを菜箸で持ち、鍋底に沈める。1分ほどたち、手に動くような感覚があったら、すぐに引き上げる。揚げすぎは、はねる原因になり、また、たこが硬くなるので、気を付ける。レモンを添える。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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