きゅうりのこと
きゅうりの原産地はヒマラヤと言われ、日本へは中国から伝わりました。江戸時代ごろまでは黄瓜(きうり)と呼ばれていたそうですが、その後中国名の胡瓜という漢字をそのまま当て字にされたようです。改良を重ね現在の白イボの全体が濃い緑のきゅうりに切り替えが進みました。
現在でも多くの品種が栽培されています。通年当たり前のように手に入る野菜の代表的なものですが、本来の旬は夏。大体6月頃から残暑が残る9月頃までです。この時期は露地栽培もされ、その他の季節にハウス栽培などで収穫されたものと比べて2倍くらいビタミンCを含んでいるそうです。また、その頃はきゅうりの価格も一気に下がり、とても使いやすい野菜となります。
叩ききゅうりのごまかけのつくり方
さっぱりしているので、どんなメインと一緒にいただいても合います。
材料(2人分)
● きゅうり | 2本 |
● 塩 | 小さじ1 |
● A | |
・ 白ねりごま | 大さじ1 |
・ 米酢 | 大さじ2 |
・ しょうゆ | 大さじ1 |
● 白ごま | 適宜 |
つくり方
1 きゅうりの両端を切り落として長さ半分に切り、まな板に並べる。ペーパータオルをかぶせ、肉叩きの平らな面で軽く全体をたたく。
2 叩いたきゅうりに塩をして合わせ15分おき、軽く水気を絞る。白ごまを軽く乾煎りし、粗熱をとる。まな板に広げ、包丁で全体を切る(切りごま)。
3 1のきゅうりを器に盛り、合わせたAをかけ、2の白切りごまをたっぷりかける。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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