「ロングタイトスカート」季節のコーディネート
天然生活の連載「一年中着回せる簡単服」で、ロングタイトスカートのつくり方を紹介してくださった、佐藤かなさん。
縦長のまっすぐなシルエットが凜とした大人の雰囲気に仕上げてくれるロング丈のタイトスカート。
いまの流れのオーバーサイズのトップスともバランスがとりやすく、品よくまとまります。
また、デニム素材だからどんなアイテムにも合わせやすく、カジュアルからきれいめまで幅広い場面で活躍。
体に沿うシルエットながらも、かっちりしすぎず、ほどよくナチュラルな雰囲気になるのもいいところです。
後ろコンシールファスナーあきの、体に沿うタイトなシルエットのスカート
裾のスリットは、足さばきのよさはもちろんのこと、さりげなくフェミニンさを添えてくれる効果も。
それでは、春・夏・秋・冬それぞれの季節のコーディネート を見ていきましょう。
春 ～Spring～
トップス 7,590円／アヴェクモワ（フェリシモ）
デニムとの相性がとてもよい、ボーダートップスとの組み合わせ。
カジュアルになりやすいボーダートップスも、落ち着いた色のロングタイトスカートなら、上品に着こなせます。
トップスをウエストにインすれば、ウエストラインがしっかり出るので、縦のラインが強調され、脚がすらっと長く見える効果が。
足元は、ボーダーと相性がいい赤のパンプスを。トリコロールカラーを意識した、遊び心が効いたコーディネートです。
夏 ～Summer～
トップス／ウーヴェル（エイチ・プロダクト・デイリーウエア）
どんなアイテムにも合わせやすく、デニムパンツのような感覚で、ふだん使いに活躍してくれる、デニムのロングスカート。
シンプルな白Tシャツとのコーディネートですが、パンツを合わせるよりもカジュアルさが抑えられ、フェミニンで落ち着いた印象を与えてくれます。
より、大人っぽく着こなすなら、ほどよい厚みの、ゆとりのあるサイズ感のTシャツを選んで。
また、袖丈も長めのものを選べば、気になる二の腕をカバーしてくれるだけでなく、袖口をロールアップさせられ、アクセントをつくることができます。
服がシンプルな分、小物は存在感のあるものを。
靴やかごバッグの持ち手などで、革の質感をプラスすると、着こなしにぐっと深みが出ます。
秋 ～Autumn～
トップス 8,690円／アヴェクモワ（フェリシモ）
下まですとんとまっすぐなシルエットのロングスカートは、はくだけでスタイルがよく見えるのが魅力。
さらに、トップスにオーバーサイズのアイテムを持ってくることで、縦長のシルエットが際立ち、よりすっきりと見せることができます。
ロングトップス×ロングボトムの組み合わせは難しいと思われがちですが、丈の長いオーバーサイズのシャツでも、タイトスカートとなら、メリハリがつく着こなしに。
腰まわりが気になり、なかなかロングタイトスカートにチャレンジできないという方も、ふんわりと体形をカバーしてくれるので、ぜひお試しを。
白のレースアップシューズは、カジュアルさを抑え、きれいめに仕上げてくれる一足です。
冬 ～Winter～
ジャケット 9,790円／アヴェクモワ（フェリシモ）
デニムは懐が深く、どんな色や素材、スタイルにもすんなりなじむ使い勝手のよさが魅力。
ダークカラーが多くなりがちな冬は、多色使いのフェアアイルニットや、キャメル色のオーバーサイズのロングジャケットなど、明るめの色の服を合わせて。
厚手ニットや起毛したフェルト素材の服なので、上半身にかなりボリュームが出ますが、下半身がすっきりしている分、ルーズにならず、バランスよく着こなせます。
足元をしっかり隠すロングブーツなら、防寒対策もばっちり。
ブーツの上端がほどよく隠れる長めのスカート丈だから、スカートとブーツが縦ラインをつくって、上品さをキープしてくれます。
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こちらで紹介した「ロングタイトスカート」のつくり方は、『天然生活』2021年11月号、P.92～93に掲載しています。
＊商品の記載がないものは、すべて「スタイリスト私物」です。
【問い合わせ先】
エイチ・プロダクト・デイリーウエア｜TEL. 03-6427-8867
https://www.ouvert-japan.com/
フェリシモ｜TEL.0120-924-211
https://www.felissimo.co.jp/avecmoi/
【生地協力】
チェック＆ストライプ
http://checkandstripe.com
＜作品デザイン・制作・スタイリング／佐藤かな 撮影／千葉亜津子 ヘア・メイク／吉川陽子 モデル／kazumi＞
佐藤かな（さとう・かな）
雑誌や広告などを中心に活躍するスタイリスト。趣味が高じて出版したソーイング本『KANA’S STANDARD』（文化出版局） amazonで見る
で作家としても注目を浴び、著書も多数。レディース服ブランド「アヴェクモワ」のプロデュースも手がけ、良質な素材と、シンプルながらも、さりげなく遊び心を加えたデザインで人気。
https://www.felissimo.co.jp/avecmoi/
