料理家の松田美智子さんに梨とイカの韓国風おさしみサラダのつくり方を教えていただきました。梨の甘味がイカと野菜の味を引き立たせ、おつまみにもピッタリな大人なサラダに仕上げます。
梨のこと
梨には「洋梨」「中国梨」「和梨」の3つがある。今回は「和梨」を使用。和梨はさらに2つに分けることができます。それが青梨と赤梨です。梨には青っぽい見た目のものと、赤っぽい見た目のものがあります。最近の流行りからすれば、梨といえば赤梨を思い浮かべる人が多いでしょう。
梨には、体内の不要物を効率的に排出して体を元気にしてくれるデトックス効果が期待できます。 梨にはたくさんの水分やカリウムが含まれているもの。 カリウムには体内の細胞の浸透圧を調整し、体内の塩分の排出をどんどん促してむくみを解消してくれる役割があります。 カリウムを摂取すれば血圧も整いやすくなるのが嬉しいですね。また、梨にはタンパク質を分解する酵素がふくまれているので、肉等を柔らかくする働きがあります。
梨とイカの韓国風おさしみサラダのつくり方
ピリッと辛いソースと梨の甘味は意外にも相性抜群。
材料(つくりやすい分量)
● 梨(幸水)(5mm厚さ一口大) | 1/2個分 |
● 薄い塩水 | 適宜 |
● 大根(薄い短尺切り) | 4cm分 |
● セロリ(細めの短尺切り) | 1本 |
● あさつき(5cm長さ) | 1束 |
● アオリイカ(刺身用)(一口大の短尺切り) | 150g |
● A | |
・ コチュジャン | 小さじ1 |
・ にんにく(すりおろし) | 小さじ1/3 |
・ 米酢 | 大さじ1と1/2 |
・ 醤油 | 大さじ1 |
・ ごま油 | 大さじ2 |
● 白胡麻 | 適宜 |
つくり方
1 梨を切り、薄い塩水に浸け、水気を切り、水気を押さえる。野菜とイカを切りすべてを合わせ、合わせたAで和え、白胡麻をあしらう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
◇ ◇ ◇