• 私たちが「おまもり」として選んだのは、その人が持つ肌の匂いと溶け合うことで、「私だけの香り」を引き出してくれるという香水です。なんとも気になるその香水は、原料の80%以上が天然由来というハンドメイドのフレグランスブランド「DAWN Perfume(ダウンパフューム)」。早速、DAWN Perfumeディレクターで香りスタイリストの杏喜子(あんず よしこ)さんにお目にかかってきました。

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    「おまもり」の語源は“見守る”だそう。私が私らしく、居心地よく生きるための「おまもり」を分けていただきに、大段まちこ(フォトグラファー)&井尾淳子(フリー編集者)のふたりが、心とからだを整える魔法使いのような人々を訪ねます。
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    おまもりルームより
    ふっくらとした愛を込めて。

    天然成分が主体のパフューム

    「自分にぴったりの香りに出会いたい!」

    みなさんは、そんなふうに思ったことはありませんか?

    アロマやお香など、いい香りに包まれることが大好きな私ですが、あるとき、「その人らしさを引き出して、自分だけの香りになってくれる香水があるんです」という大段さんからの耳寄り情報を知って興味津々!

    そんな気になる香水のプロデュースをされているという、香りスタイリスト・杏喜子さんにお会いすることができました。

    ふたり:今日はよろしくお願いいたします!

    杏:こちらこそ、よろしくお願いいたします。お目にかかれてうれしいです。

    井尾:大段さんは、杏さんプロデュースの香水「DAWN Perfume(ダウンパフューム)」とは、どんなきっかけで出会ったのですか?

    大段:プレス関係の方からご紹介いただいたことがきっかけでした。ナチュラルな成分で調香されていて、とっても素敵な香りだったんですよ。しかも「その人だけの香りになる」というところが素晴らしいなぁ、と。

    井尾:気になる気になる! 天然由来のものというとアロマ精油のイメージですが、香水で、というのはめずらしいような?

    杏:ありがとうございます。主に3つの成分で調合した、ハンドメイド生産の香水になります。ひとつは、ロッキー山脈の氷河からなる湧き水。ふたつめは、トウモロコシから採れるコーンエタノール。みっつめは天然香料主体ということ。大段さんがおすすめしてくださったように、ナチュラルな香り立ちが特徴なんですよ。

    大段:とっても深みがあって、繊細な香りが印象的でした。

    画像: 香りスタイリストの杏喜子さん。2008年から、「DAWN Perfume(ダウンパフューム)」のディレクターとして活動。

    香りスタイリストの杏喜子さん。2008年から、「DAWN Perfume(ダウンパフューム)」のディレクターとして活動。

    ピンときた! 運命の調香師との出会い

    大段:こちらの香水シリーズの調香は、杏さんがやっていらっしゃるのですか?

    杏:いえ、調香はコロラド州在住のダウン・M・スペンサー・ヒュウィッツという女性のパヒューマーが行っています。私自身もずっと香りのものが好きで、20代の頃はアロマセラピーサロンで働いていました。けれど、忙しい現代女性が日常的にアロマの精油を使いこなすのは、なかなか余裕もいるなぁとも感じていて。

    井尾:たしかに。希釈したり、ブレンドしたり、オイルに混ぜたり……は、楽しいですけれど、心と時間に余裕がないと、ですよね。

    杏:そうなんです。そこで、精油のように日々の気分で心を調整することができて、なおかつ女性としても華やぐような香水がつくれたらいいなあと、ずっと思っていたんですよね。そこで出会ったのが、先程の調香師のダウンでした。当時、ふたり目の娘の出産後だったのですが、どうしても会いに行きたくて。生後三ヶ月の娘をシッターさんにお願いして、飛んで行きました(笑)。

    ふたり:エネルギーがすごい!

    杏:彼女の調香にピンときて、サンプルを取り寄せて嗅いでいたのが娘を妊娠中。お腹にいるときでした。その後、生まれるのを待ってアポイントを取り、コロラドへ!

    ふたり:なるほど。

    画像: 左)大段さん愛用の「ame(天/あめ)」。桃源郷からインスパイアされたという香水で、キーフレグランスのイメージはさわやかなルバーブ(11,150円)。 右)Pamplemousse (パンプルムース)。ピンクグレープフルーツやマンダリンのシトラスに、ネロリ、ポメロ(ざくろ)、グリーンティーでアクセントをつけている(11,150円)。

    左)大段さん愛用の「ame(天/あめ)」。桃源郷からインスパイアされたという香水で、キーフレグランスのイメージはさわやかなルバーブ(11,150円)。
    右)Pamplemousse (パンプルムース)。ピンクグレープフルーツやマンダリンのシトラスに、ネロリ、ポメロ(ざくろ)、グリーンティーでアクセントをつけている(11,150円)。

    香りの魔法で自分を満たす

    井尾:杏さんの“香りスタイリスト”というネーミングがまた独特ですね。どういったことを大切にされているのでしょう。

    杏:そうですね。たとえば化粧品ブランドの香水は、その香りをまとうことで、ブランドの考える素敵なイメージに自分を合わせる、そういう気分になれる、というものですよね。ブランドのバッグを持った時のように、テンションが上がる、というような。もちろん私にもそういう気分の日はありますし、女性にとっては必要ですよね。でも、365日だと疲れてしまうときもありませんか?

    ふたり:わかります(うんうん、と頷く)。

    杏:私は、その逆の発想で香水をつくりたかったんです。香りが先にあるのではなくて、つける方がもともと持っている美しさ、魅力を引き出して、輪郭を際立たせる、というような。

    大段:香りだけが浮き立つことなく。

    杏:そうです! その方に自然になじんで、陰影を彩る、そういう香水をつくりたかったんです。

    井尾:特別なハレの日も、ふだんのケの日も、両方使える自分だけの香水! それがあれば最高ですよね。 

    杏:自分で自分のご機嫌をとれるような香りがあれば、毎日の感じ方、幸福感も変わってくるんじゃないかな、と。

    井尾:あの、ずっと気になっているのですけど……。「その人だけの香りになる」というのは、どういうことですか? 

    大段:それは、一人ひとりの肌がもつ匂いが、みんなそれぞれに違うからですよね? 

    杏:その通りです。この「DAWN Perfume」は、その人の肌の匂いと混じり合うことで、香りを引き出してくれる香水です。なのでたとえ同じ香りをまとっても、その人それぞれの肌質によって香りが違うんですよ。

    大段:杏さんは、そのスキンタイプ診断もされていて、そのときその人に合った香りを教えてくださるのですよね。

    杏:はい(にっこり)。

    井尾:それはぜひ、診断していただきたいですね!

    画像: 香りの魔法で自分を満たす

    スキンタイプ診断では、星座や好きな色、気になるキーワードなどのパーソナルな質問も織り交ぜながら、その人にぴったりの香りを探っていくのだそうです。

    気になる診断については、次回詳しくお伝えします。お楽しみに!

     

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    杏 喜子(あんず・よしこ)
    「DAWN Perfume(ダウンパフューム)」ディレクター、香りスタイリスト。幼い頃から香りの世界に興味を持ち、アロマサロンのカウンセラーとして、カラーセラピーを学ぶ。フレグランスキャンドル制作を経て、コロラド州在住の調香師・ダウン・M・スペンサー・ヒュウィッツとの出会いを機に、2008年より、自身がディレクションする「DAWN Perfume」を日本で展開。その人独自の肌の匂いから、おすすめの香りを見つけるスキンタイプ診断も行う。
    購入や診断については、公式サイトから。
    https://dawn.theshop.jp/
    https://www.instagram.com/dawnperfume_anzu/



    大段まちこ(おおだん・まちこ)
    フォトグラファー。かわいいもの、雑貨、ファッションなどをテーマに女性誌やライフスタイル誌で活躍。共著に『花と料理』(リトル・モア)などがある。
    http://odanmachiko.com/

    井尾淳子(いお・じゅんこ)
    フリーライター&編集。子育て雑誌の編集経験を経て、現在は書籍、Webコンテンツなどの編集、執筆を中心に活動。



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