• 料理家の松田美智子さんにいちごのコンフィチュールのつくり方を教えていただきました。春が旬のいちごの風味と色を生かした火を通さないレシピです。

    いちごのコンフィチュールのつくり方

    画像: いちごのコンフィチュールのつくり方

    ぴりっとした青こしょうの風味が効いた、さわやかで意外性のある味わいのコンフィチュール。いちごに火を通さないのが、風味、色を損なわないポイントです。

    トースト、パンケーキ、アイスクリーム、ソーダで割るなど、さまざまな食べ方でお楽しみいただけます。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● いちご(洗ってへたを取り、ていねいに水気を押さえる)250g
    ● A
    ・グラニュー糖50g
    ・レモンの果汁大さじ2
    ● オレンジ(皮と果肉に分ける)1個分
    ● 青こしょうの水煮(粗みじん切り)大さじ1

    つくり方

     いちごに切り込みを入れ、手で2〜3個分にちぎる。

    画像1: つくり方

     オレンジの皮のわたを削ぎ、千切りにしてさっとゆでこぼして水気を押さえる。果肉は2cm大にちぎり、出た果汁は取りおく。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

     密封瓶に、合わせたいちごとA、オレンジの皮、果肉、果汁を入れ、青こしょうを加える。3つぐらいの層になるように重ね、ひと晩おく。その後は1〜2日冷蔵庫で保存が可能。

    画像5: つくり方
    画像6: つくり方
    画像7: つくり方
    画像8: つくり方

    いちごのこと

    画像1: いちごのこと

    冬から店頭に並ぶ「いちご」は、ビニールハウスで促成栽培したいちごです。屋外栽培のいちごの収穫時期は4~6月頃。 冬のあいだ眠っていたいちごは春の暖かさとともに目を覚まし、春から初夏にかけて花と実をつけます。

    新鮮ないちごを選ぶポイントは、果実全体が赤く、皮にハリとつやがあるものを選ぶこと。また、へたがピンとしていて、粒がくっきりしているものは新鮮です。先端に白や緑色の部分が残っていないものは、完熟していて糖度が高いことが多いです。サイズや形は味にあまり関係ないので、お好みのいちごを選んでみてください。

    いちごの保存は、洗ってへたを取り、ひとつずつていねいに水気を押さえ、ペーパータオルを敷いた保存容器にへたの付いていた部分を下にして並べます。保存期間の目安は2〜3日ほど。冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに食べきるとよいでしょう。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

    画像2: いちごのこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

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    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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    『おすし』(松田美智子・著)

    『おすし』
    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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