料理家の松田美智子さんに白餅と雑穀餅のソース焼きのつくり方を教えていただきました。おやつ感覚でいただけるソース焼きは、お正月で余ったお餅の楽しみ方としても新鮮。餅はフライパンで焼けば短時間で熱が入り、火加減の調整もできて手軽です。
白餅と雑穀餅のソース焼きのつくり方
ごま油で香ばしく焼いた餅を、ウスターソースでアレンジ。
屋台のお好み焼きのような味わいで、軽食やお酒のおつまみにもおすすめです。
材料(つくりやすい分量)
● 白餅 | 1個 |
● 雑穀餅 | 1個 |
● ごま油 | 大さじ2 |
● A | |
・ウスターソース | 大さじ2 |
・しょうゆ | 小さじ1 |
・酒 | 大さじ1 |
● サラダ菜 | 2枚 |
つくり方
1 フライパンにごま油を熱し、餅を離して並べてこんがり焼く。
2 箸を差して餅の焼き具合を確かめ、中までやわらかくなったら、合わせたAのソースを回しかけてからめる。
3 器に盛り、サラダ菜で包んでいただく。
餅のこと
日本の伝統食材でもある「餅」。調理しやすく、お正月以外にもさまざまな食べ方で楽しめるだけではなく、炭水化物など、体を動かすために必要不可欠な栄養素が多く含まれています。
炭水化物は体内に吸収され、脳を活性化させるブドウ糖へと変わりますが、餅はお米に比べブドウ糖への変換スピードが速いということも魅力。朝に餅を食べれば、思考力が高まり仕事がはかどることが期待されます。
おいしい餅を食べるなら、昔ながらのつくり方である、臼にもち米を入れて杵でつく杵つき餅がおすすめ。伸びるけれどかみ切れるよさがあり、風味も豊かです。餅は小分けにして冷凍しておけば、時節を問わず楽しめ、小腹が空いたときにも便利です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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