ミニトマトのこと
もともとは飛行機の機内食用に改良したもので、お弁当づくりには欠かせないミニトマト。栄養価が高く、とくに赤色のミニトマトは通常のトマトよりβ-カロテンが多く含まれています。
最近はスーパーマーケットでも赤色のほか、黄色やオレンジなどカラフルなミニトマトを見かけるようになりました。色が違えば味も香りも食感も違うミニトマト。味比べをしながらさまざまな料理を楽しみましょう。
ミニトマトの和風ピクルスのつくり方
ポイントは、へたをつけたまま漬けること。トマトらしい香りが清々しいピクルスに仕上がります。
材料(つくりやすい分量)
● カラフルミニトマト | 350g |
● 濃いめのだし汁 | 1カップ |
● 米酢 | 大さじ3 |
● みりん | 大さじ2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
● 塩 | 少々 |
つくり方
1 鍋に湯を沸かし、沸騰したら塩少々を加え、おしりにつまようじを刺し穴を開けたミニトマトを入れる。色が鮮やかになったところで氷水にあげ、へたを残して皮を剥く。
2 鍋にだし汁を沸かし、みりん、酢を入れる。味をみて、塩と薄口しょうゆを加えて味をととのえる。
3 保存容器に1を入れ、粗熱の飛んだ2を注ぎ、冷蔵庫で一晩寝かせる。
松田さんおすすめのミニトマト
おかざき農園 カラフルトマト
赤、黄、グリーン、紫、オレンジなどカラフルなトマトが輝き、まるで宝石箱のよう。南国土佐で育ったおかざき農園のカラフルトマトは、色も味や香りも違うミニトマト。果肉が締まり、甘みと酸味のバランスがいいので、そのままいただくだけでなく、さまざまな料理で楽しめます。
おかざき農園 TEL:088-854-8982
Webサイト:https://okazakinohen.thebase.in/
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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