• 食を変えると体が変わり、心と毎日が変わる。料理家の中島芙美枝さんに、野菜でととのう一汁一菜のヴィーガンレシピを教えていただきました。今回は、夏の暑さをのりきるための、夏野菜を使った「パプリカとピーマンの焼き浸し」と「きゅうりのみそ汁」のつくり方を紹介します。
    (『一汁一菜からはじめる 野菜でととのうヴィーガンレシピ』より)

    夏の一汁一菜で、冷やしすぎずにミネラル補給

    画像: 夏の一汁一菜で、冷やしすぎずにミネラル補給

    夏のミネラル補給にも、みそ汁はパーフェクト。汗をたくさんかいた日は、「汁」も「菜」もいつもより塩分をきかせ、体のミネラルバランスを維持することが大切です。

    また写真の「パプリカとピーマンの焼き浸し」と「きゅうりのみそ汁」のように、冷やした「菜」には必ず温かい「汁」を添え、胃腸をいたわります。

    サラダなど野菜を生でいただく「菜」は、みそ汁と組み合わせると体の冷えをカバーできます。

    暑い夏のご飯は、軽くて栄養満点の麦類を玄米や分づき米に混ぜた「麦ご飯」がおすすめ。

    さらっと食べられるそうめん、ひやむぎ、パスタなどを主食にするのも、冷やしすぎない暑気払いにぴったりです。

    夏の「菜」
    パプリカとピーマンの焼き浸しのつくり方

    画像: 夏の「菜」 パプリカとピーマンの焼き浸しのつくり方

    梅干しをきかせた爽やかな焼き浸しで、旬のパプリカとピーマンをたっぷりいただきます。

    材料 (2 人分)

    ● 赤パプリカ1/2個
    ● ピーマン3個
    ● A
    ・梅干しの果肉(包丁でたたく)1個分
    ・昆布だし1/2カップ
    ・しょうゆ小さじ1
    ● 菜種油小さじ2

    つくり方

     ボウルにAを入れて混ぜ合わせ、保存容器に入れる。赤パプリカとピーマンは縦半分に切り、縦2cm幅に切る。

    フライパンに菜種油を入れて中火で熱し、の赤パプリカとピーマンを入れて両面に焼き色がつくまでじっくり焼く。

    熱いうちにの保存容器に入れて浸し、冷めたら冷蔵庫で1時間以上冷やす。

    夏の「汁」
    きゅうりのみそ汁のつくり方

    画像: 夏の「汁」 きゅうりのみそ汁のつくり方

    暑い日にとりたい体の熱をとるきゅうりが主役。麦みそでさらに涼やかに。

    材料 (2人分)

    ● きゅうり(小口切り)1/2本分
    ● 木綿豆腐(1.5cm角に切る)1/2丁
    ● わかめ(乾燥/水で戻す)2g
    ● 昆布だし1と1/2カップ
    ● 麦みそ大さじ1
    ● 大葉(せん切り)適量
    ● みょうが(斜めせん切り)適量

    つくり方

     鍋に昆布だしを入れて中火にかけ、沸騰したらきゅうり、木綿豆腐、わかめを加え、ひと煮立ちさせて火を止める。

     麦みそをすり鉢に入れてなめらかになるまですり、のだしをお玉1杯分加えて溶く。の鍋に戻し入れ、みそを完全に溶かす。

     器に注ぎ、大葉とみょうがをのせる。


    本記事は『一汁一菜からはじめる 野菜でととのうヴィーガンレシピ』(山と渓谷社)からの抜粋です

    〈撮影/yoshimi スタイリング/岩越千帆〉


    画像: つくり方

    中島芙美枝(なかじま・ふみえ)

    料理家。北海道生まれ。NYの大学を卒業後、テレビ・広告業界で働く。婦人科系のさまざまな不調に悩む中で、「やまと薬膳」オオニシ恭子氏に食養を学び、食の道へ。お弁当やケータリング、料理教室、クリニックや雑誌等へのレシピ提供、コラム執筆など活動の場を広げている。毎月第1金曜日に東京・表参道にてランチの提供を行う。
    webサイト:https://www.fumienakajima.com
    インスタグラム:@fumie_nakajima

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    『一汁一菜からはじめる 野菜でととのうヴィーガンレシピ』(山と渓谷社)|amazon.co.jp

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    食を変えると心と体が変わり、毎日も変わる……。著者の中島芙美枝さん自らの体験から生まれた、内側からととのう野菜のおかずと副菜、スープとみそ汁、そして元気とおいしさを下支えしてくれる手づくりの発酵調味料など、全部で83品のヴィーガンレシピを紹介しています。

    好みに組み合わせて献立仕立てで味わうもよし、忙しかったり食材がそろわないときは1品だけつくってみるもよし、心と体が欲するまま、気負わず気軽に食卓に取り入れてみてください。



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