お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
大好きな「栗マロンかぼちゃ」がスーパーに並び始めました。よく考えてみと、「栗マロン」って、栗と栗。よっぽど栗っぽいかぼちゃなんですね。
ポタージュにしたり、そのままグリルしたり、煮物にしたり、そして、甘みが強いかぼちゃなのでデザートにも最適です。
秋を迎える時季にぴったりなかぼちゃプリン。かぼちゃが主役の体にやさしいおやつです。
「かぼちゃプリン」のつくり方
材料<直径6cmのプリン型3個分>
<カラメル> | |
●きび砂糖 | 60g |
● 水 | 大さじ2 |
● 熱湯 | 大さじ2 |
<かぼちゃプリン> | |
● かぼちゃ(あれば栗マロンかぼちゃ) | 400g(皮と種を取り除き、正味約265g) |
● 卵 | 1個 |
● 卵黄 | 1個分 |
● 牛乳 | 100mL |
● 生クリーム (乳脂肪分47%のもの) | 50mL |
● きび砂糖 | 60g |
<飾り付け> | |
● 生クリーム(乳脂肪分47%のもの) | 150mL |
● きび砂糖 | 大さじ1と1/2 |
下準備
*かぼちゃは皮と種を取り除き、4cm×2cmくらいの大きさに切る。
*卵と牛乳、生クリームは室温にもどす。
*蒸し器を準備する。
*オーブンは170℃に予熱する。
つくり方
1 [カラメルをつくる]小鍋にグラニュー糖と水をを入れて混ぜる。
2 1を弱火にかけ、鍋を揺らしながら砂糖を溶かす。
[はなよりひと言]
途中、大きな泡がたくさんできますが、4分ほど経つとべっこう色に変わり、泡も小さくなってきます。
3 全体が濃いカラメル色になり、カラメルの香りがしてきたら鍋を火から下ろし、細かい泡は木べらで混ぜながら消す。熱湯を加えて混ぜたら、再度火にかけ、砂糖の固まりを溶かす。
[はなよりひと言]
熱湯を加えるとカラメルが反応して飛び散るので、私は小鍋の上に油はね防止用のネット(アルミ製)をのせ、その上から熱湯を一気に注ぎます。
4 3をプリン型に1/3量ずつ注ぐ。
5 [かぼちゃプリンをつくる]かぼちゃを蒸し、ボウルに入れ、木べらなどで熱いうちにつぶしたら冷ます。
6 卵と卵黄をボウルに割り入れ、泡立て器でほぐす。きび砂糖を加え、よく混ぜる。
7 6に牛乳と生クリームを加え、さらに混ぜる。
8 7を5のかぼちゃのボウルに流し入れ、混ぜる。別のボウルを用意し、こし器をのせ、ゴムべらに持ち替えて生地をこす。
[はなよりひと言]
こしながらかぼちゃの繊維を取り除きます。
9 4のカラメルが入ったプリン型に、8を流し込む。
10 9のプリン型をホウロウのバットなど、深さのある耐熱皿に並べ、型の半分くらいの高さまで周りにお湯を注ぐ。
[はなよりひと言]
お湯は60℃です。
11 10を170℃のオーブンで30分ほど蒸し焼きにする。
12 竹串を刺し、生地がついてこなかったら焼き上がり。ついてくるようなら、様子を見ながら追加で焼く。
13 オーブンから出して粗熱をとり、ラップをして冷蔵庫で2時間ほど冷やす。
14 型から皿に取り出す。プリンと型の間にナイフですき間をつくり、熱湯に5秒ほどつけてからひっくり返すと取り出しやすい。
15 [飾り付けをつくる]生クリームにグラニュー糖を加え、泡立て器で7分立てにする。
16 14を15で飾りつけする。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』(ともに淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など多数。10月10日に当連載をまとめたムック『別冊天然生活 はなのお菓子』(扶桑社)が発売予定。
インスタグラム:@hanalovestaco
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。