(『豆乳 からだを整える基本の食材』より)
豆乳とパンは相性抜群
豆乳と油条は、感覚的にはカフェオレとクロワッサン、みそ汁とご飯と同じようなもの。
私も日本で暮らしてきて、朝食がカフェオレとパンとフルーツの日もあれば、みそ汁とご飯、焼き魚の日もあります。
でも、私にとって豆乳はあまりにも普通の存在なので、豆乳を飲むことが断然多いですね。
豆乳にはパンを合わせます。そのほうがご飯よりも相性がいいみたい。特に、バゲットと豆乳でつくるフレンチトーストが好きです。
つくり方は簡単。ボウルやバットに卵を割り入れて溶きほぐし、そこに豆乳を混ぜます。バゲットを厚めに切って放り込み、ときどき上下を返しながら、バゲットに卵液がしみ込むまでおきます。
一晩つけておくとバゲットがやわらかくなって、なおいい感じになるので、夕飯の片づけが済んだら夜のうちに仕込んでおきます。
朝はこれを冷蔵庫から取り出してオリーブ油でカリッと焼くだけ。メープルシロップやはちみつをかけていただきます。
豆乳は鍋で温めて、大きなマグカップにたっぷりと!
豆乳フレンチトーストのつくり方
牛乳の代わりに豆乳を使うと、後味あっさり。豆乳+卵液に一晩つけてから焼くのがおいしさのポイントです。
オリーブ油で焼くとカリッとして、バターとはまた違った味わい。
朝ごはんにもおやつにもおすすめです。
材料(2人分)
● バゲット | 2cm厚さのもの4切れ |
● 卵 | 1個 |
● 豆乳 | 1カップ |
● オリーブ油 | 大さじ1 |
● メープルシロップ | 適量 |
1 ボウルに卵を割りほぐし、豆乳を加えて混ぜ合わせる。
2 バットにバゲットを入れ、1をかけ、ときどき上下を返し、一晩つけてなじませる。
3 フライパンにオリーブ油を熱して2を並べ入れ、両面きつね色に焼き上げる。
4 器に盛り、メープルシロップをかける。
本記事は『豆乳 からだを整える基本の食材』(主婦と生活社)からの抜粋です
ウー・ウェン(うー・うぇん)
中国・北京生まれ。1990年に来日。ウー・ウェンクッキングサロン主宰。医食同源が根づいた中国の家庭料理とともに、中国の暮らしや文化を伝えている。著書に『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』『ウー・ウェンの炒めもの』『ウー・ウェンの 煮もの あえもの』(以上、高橋書店)、『本当に大事なことはほんの少し』『10品を繰り返し作りましょう』(ともに大和書房)など多数。近著『豆乳 からだを整える基本の食材』(主婦と生活社)が発売中。
インスタグラム:@wuwen_cookingsalon
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料理家・ウー・ウェンさんが提案する、おいしくヘルシーな豆乳料理の楽しみ方を紹介するレシピ集。豆乳の中国で生まれ育ったウーさんにおいて豆乳は、子どもの頃から慣れ親しんだ味で、あって当たり前のもの。そのまま温めて飲んだり、スープにしたり、鍋やおかず、おかゆやデザートにも変身。絶品のラーメンスープにも。豆乳の、からだを整えるナチュラルな味わいを満載した一冊です。