長ねぎのこと
寒さが厳しくなるこれからの時季に甘くおいしくなる長ねぎ。「白ねぎ」「根深ねぎ」とも呼ばれ、太陽が当たらないように土をかぶせて白い部分が多くなるように育てます。これに対し、緑の葉の部分を食べる「青ねぎ」は「葉ねぎ」ともいわれ、春が旬とされています。
長ねぎは生で食べると辛みがあり、加熱すると甘みが出て、とろりとした食感に。身体を温める作用があるため、寒気をともなうかぜの初期症状に有効ともいわれる長ねぎ。さまざまなレシピで味わいましょう。
ねぎのグリルのマリネのつくり方
冬の水分が多くて甘みたっぷりの長ねぎがぴったりのレシピ。フレンチマスタードやゆずこしょうを加えてもおいしい。
材料(つくりやすい分量)
● 長ねぎ(太いもの) | 2本 |
● A | |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
・ 塩 | 少々 |
● B | |
・ レモン汁 | 大さじ2 |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
・ チキンスープ | 大さじ3 |
・ 塩 | 小さじ1/3 |
・ 白こしょう | 適量 |
つくり方
1 長ねぎは3等分の5〜6cm長さに切りそろえ、芯が出てこないようにするために、全体につまようじで穴を開ける。このとき、つまようじの先がまな板につくようにしっかりと穴を開けること。
2 バットにAを入れ、1をしっかりと絡める。
3 250℃のオーブンまたはグリルで、焼き加減を見て返しながら7分ぐらい焼く。
4 バットにBを入れて混ぜ、3を熱々のうちにつけ、粗熱をとって味をなじませる。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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