長ねぎの鍬焼き風のつくり方
ごはんがすすむ甘辛の一品。仕上げに青のりはもちろん、七味とうがらしや粉山椒がよく合う。
材料(つくりやすい分量)
● 長ねぎ(太いもの) | 1本 |
● 薄力粉 | 適宜 |
● ごま油 | 大さじ1 |
● 酒 | 大さじ2 |
● みりん | 大さじ1と1/2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1と1/2 |
● 青のり | 適宜 |
つくり方
1 長ねぎは、つまようじで全体に穴をあける。このとき、つまようじの先がまな板につくようにしっかりと穴を開ける。芯が出てこないようにするため、長ねぎを転がしながら、4cmぐらいの長さに切りそろえる。
2 フライパンにごま油をひき、1を並べ中火で焼く。途中からふたをしてゆっくりていねいに焼く。両面に焼き色がついてきたところで、ふたを取りペーパータオルでフライパンの余分な油を取り、中火で揺すりながら焼く。薄力粉を茶こしなどでふり入れる。
3 酒とみりんを加え、少し煮る。味をみて、薄口しょうゆを加える。
4 長ねぎを取り出して器に盛り、煮汁は少し煮詰める。
5 煮汁を4にかけ、青のりを散らす。 好みで一味とうがらし、粉山椒を添える。
長ねぎのこと
寒さが厳しくなるこれからの時季に甘くおいしくなる長ねぎ。「白ねぎ」「根深ねぎ」とも呼ばれ、太陽が当たらないように土をかぶせて白い部分が多くなるように育てます。これに対し、緑の葉の部分を食べる「青ねぎ」は「葉ねぎ」ともいわれ、春が旬とされています。
長ねぎは生で食べると辛みがあり、加熱すると甘みが出て、とろりとした食感に。身体を温める作用があるため、寒気をともなうかぜの初期症状に有効ともいわれる長ねぎ。さまざまなレシピで味わいましょう。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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