• 大人世代が抱える「こころとからだ」のお悩みや疑問について、頭痛・漢方専門「らいむらクリニック」の來村昌紀先生が、やさしく回答。今回は、風邪の治りが悪くなってしまったという、とらさんのお悩みにアドバイスをお送りします。

    : 40代後半、風邪の治りが悪いのが悩みです。日常でできることを教えて!

    画像1: 40代後半、風邪の治りが悪いのはどうして? 免疫力アップのための生活習慣・食事・漢方|來村先生のこころとからだのお悩み相談室

    若い頃はすぐに体調が戻ったのに……

    風邪の治りが悪いのが悩みです。

    30代のころはすぐに戻った体調も、40代後半になり、小さな風邪でも10日くらいすっきり治らないようになりました。

    先日はインフルエンザにかかってしまったのですが、そのときは1カ月近くすっきり治らない感じでした。風邪をひく頻度も昔より増えた気がします。

    これって、加齢によるものなのでしょうか? 日常でなにかできることがあれば、知りたいです。

    (とら さん/47歳・会社員)

    :回復力は年齢とともに衰退します。免疫力をキープするための習慣を大切に!

    画像2: 40代後半、風邪の治りが悪いのはどうして? 免疫力アップのための生活習慣・食事・漢方|來村先生のこころとからだのお悩み相談室

    体温を下げないこと、ウイルスを体に入れないことを心がけましょう

    若い頃より風邪の治りが悪いのが悩みなのですね。

    風邪を年間にひく回数は、若いときよりも年齢を重ねるにつれて回数は減っていくというデータもあります。

    これはさまざまな病気を経験することで、病原体への免疫を獲得していくからなのですが、一方、風邪をひいてからの回復力は年齢と共に衰退していくため、風邪の治りが遅くなることが考えられます。

    これら免疫力を維持するためには

    ●ビタミンやミネラルを含む適切な栄養摂取

    ●運動

    ●ストレスを避ける

    ことが有効だといわれています。

    日常生活で気をつけられることは、基本的なことなのですが、規則正しい生活が重要。バランスの取れた食事十分な睡眠適度な運動も大切です。

    また、風邪のウイルスは鼻や口から侵入してくるため、うがいお部屋の加湿なども大切です。

    私自身は喉のうがいに加えて鼻うがいも実施しています。コロナウイルスや鼻風邪のライノウイルスなどは普通のうがいでは届かない上咽頭という場所に居つくため、鼻うがいが有効です。

    免疫力を上げるには、ビタミンDとCの摂取を

    また体温が下がると免疫力が低下することが知られています。体温が1度下がると免疫力が37%下がるというデータもあります。

    冷えないように生野菜果物砂糖を控え、あたたかい飲み物や食べ物を心がけてみてください。

    またヒートテックやカイロなど、暖かくするためのいろいろなグッズを利用するのもよいと思います。

    摂取するとよいビタミンはビタミンDとCです。

    カルシウムの吸収に関係し骨の成長促進に関係するビタミンDは免疫力を上げるとも言われています。ビタミンDを多く含む、きくらげいわしかつおアンコウの肝卵黄などをとるのもよいかもしれませんね。

    免疫力を上げるビタミンCを多く含む菜の花赤ピーマンブロッコリーもおすすめの食材です。

    おすすめの漢方

    私自身は、気をつけていても少し喉が痛いなとか、鼻が出るな、咳が出るなと思ったらすぐに漢方薬を飲んでいます。

    喉の痛みなら桔梗湯(ききょうとう)、鼻なら小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、咳なら麦門冬湯(ばくもんどうとう)、寒気がして頭が痛いなどの風邪のひき初めには葛根湯(かっこんとう)がおすすめです。

    これらの漢方薬を症状が軽いうちに飲むことですぐによくなり、幸いに開業してから10年間、一度も診療を休んだことはありません。

    これらの漢方薬は病院でも処方してもらえますが、ドラッグストアなどで薬剤師さんとの相談のもと購入することもできるので、おすすめです。

    みなさんのお悩みを募集します!

    来村先生に相談したい健康や心のお悩みを大募集。頭痛や漢方、更年期、冷え、疲れ……など、気になることをお気軽にお寄せください。

    ▼下記アンケートフォームにて、相談したい内容をご入力ください。

    ※ご相談内容は編集部で割愛・要約させていただく場合がございます。
    ※ご質問が採用される場合、編集部から個別の連絡はいたしません。
    ※すべてのご質問にお答えできるわけではございません。予めご了承ください。


    〈イラスト/コグレチエコ〉

    画像: おすすめの漢方

    來村昌紀(らいむら・まさき)

    頭痛専門の脳外科医として大学病院に勤務しながら漢方専門医の資格を取得。2014年、千葉県に、「らいむらクリニック」を開設。著書に『頭痛専門医・漢方専門医の脳外科医が書いた頭痛の本』『漢方専門医の脳外科医が書いた漢方の本・入門編』(ともにあかし出版)など。YouTubeチャンネル『らいむらクリニック チャンネル』でも、頭痛や漢方のお話を解説。
    YouTube:らいむらクリニック チャンネル
    インスタグラム:@raimura.clinic



    This article is a sponsored article by
    ''.