• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、小腹が減った時に助かる味付けごはんのお話。

    自分を助けてくれる味付けごはん

    小腹が減った時に、軽く味が付いたごはんがあると助かります。

    ついついお菓子やスナックなどすぐ口にできるものに手を伸ばしがちですが、ごはんならサクッと小腹を満たすことができます。

    また変な罪悪感もありませんよね。

    そのまま食べても、海苔を巻いておにぎりにしても、お茶や出汁をかけてわさびを添えてお茶漬けにするのもおすすめです。

    画像: 自分を助けてくれる味付けごはん

    白米だとおかずが必要になりますが、軽く味をつけたごはんならばそのまま食べることができます。

    その際の味付けはシンプルに「油」と「塩味」でととのえます。

    油は風味付け以外に、冷めてもしっとりするように米粒をコーティングする役割があります。

    そこに塩味がある食材を足すことで、バランスの良い薄味になります。

    油はオリーブオイルやごま油、えごま油、バターにマヨネーズなど、塩味との組み合わせで選んでください。

    塩の代わりになるものを混ぜても

    画像: 塩の代わりになるものを混ぜても

    塩味がある食材は、調理しなくてもそのまま混ぜられるものが手軽です。

    たとえば、塩昆布や梅干し、じゃこや鰹節など。

    また使いきれない岩海苔やザーサイなどの瓶ものも消費してしまいましょう。

    色んな組み合わせを試すのも楽しいものです。

    味付けごはんはいざというときに助かるので、私は小さめのおにぎりにして常に冷凍して心の平和を保っています。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)

    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)がある。 11月に7冊目の著書『50歳からのひとりごはん』(集英社)が発売になったばかり。

    インスタグラム:@cafe.rietta

    CafeRietta(料理教室)
    https://rietta.me/

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