• いまの自分を少し輝かせる、ささやかな目標とアイデアを教えていただく「私らしく。小さな目標と暮らしのアイデア」では、益子町に住む、主婦の仁平里帆さんにご登場いただきました。家事に向き合う事例として「じゃがいもとさつまいものパン」のつくり方をご紹介いたします。
    (『天然生活』2024年2月号掲載)

    余りものの根菜を使った「じゃがいもとさつまいものパン」

    2024年は「心地よく体を動かす」ことを目標に掲げた仁平さん。その目標は、「日々の家事にきちんと向き合う」ことで叶いそう。

    「掃除も料理も、禅における修行に数えられていますよね。日々繰り返す家事こそ、実は一番ないがしろにしてはいけないことでは? と思ったんです」

    料理は食材をむだなく使い、掃除はただただ無心に。

    今回紹介する「じゃがいもとさつまいものパン」は、中途半端に野菜庫に残ってしまったじゃがいもとさつまいもを活用するためにつくったもの。生地に練り込んであるので、ふわふわとしたやわらかな食感です。

    じゃがいもとさつまいものパンのつくり方

    画像: じゃがいもとさつまいものパンのつくり方

    材料

    ● 強力粉300g
    ● じゃがいも、さつまいも合わせて約400ℊ(じゃがいも大2個、さつまいも小1個くらい)
    ● 砂糖大さじ1
    ● ドライイースト小さじ1
    ● 塩小さじ2
    ● オリーブオイル大さじ2
    ● ぬるめの水(30~40℃)130mL~
    ● オリーブオイル(仕上げ用)適量

    つくり方

     じゃがいもとさつまいもを蒸し器でやわらかくなるまで蒸し(またはゆでて)、熱いうちに程よく潰しておく。しっかり潰しても、少し形を残すくらいでも、どちらもおいしい。

     大きめのボウルに強力粉の半量入れ、ドライイースト、砂糖を重ならないように加え、ぬるめの水(じゃがいもとさつまいもをゆでた場合は半量)をイーストめがけて入れ、固まりがなくなるようによくよく混ぜる。

     残りの強力粉、、塩、オリーブオイルを加え、粉っぽさがなくなるように生地をまとめる。

     打ち粉(強力粉、適量)をした台に生地を出してしっかりこねていく。生地を広げ、薄いまくが破けずに張っているような感じになればだいたいこねあがり。生地をまとめてボウルに戻し、濡れぶきんをかけて40℃くらいで一次発酵させる(オーブンの発酵機能、または、生地を入れたボウルよりひと回り大きいボウルに40℃のお湯をはり、生地を入れたボウルを重ねる)。生地がひとまわり大きくなればOK。

     生地を8~12等分にして丸め、濡れぶきんをかけて10分くらい休ませる(8等分だとこぶしよりも少し大きめのパン、12等分だとこぶしよりも少し小さめのパンに焼き上がる)。

     軽く生地をつぶしガスを抜いてもう一度丸め直す。生地の真ん中に包丁で切れ目を入れる。密閉容器に入れて一晩冷蔵庫で休ませる(急いでいる場合は40℃くらいで20分発酵させて焼いてしまってもOK)。

     翌朝、オーブンを200℃に温め、クッキングシートを敷いた天板に生地を並べ、上にオリーブオイルを少しかけて、200℃のオーブンで20~30分様子をみながら焼く。

    ハーブバターのつくり方

    画像: パンのおともにハーブバターがよく合います。

    パンのおともにハーブバターがよく合います。

    材料

    ● バター(食塩不使用)100g
    ● にんにく麹小さじ1(または、にんにくすりおろし小さじ1と塩少々)
    ● ハーブ(ローズマリー、チャイブ、タイムなど好みのハーブ)合わせて1~2g(好みで調節する)

    つくり方

     バターを常温にもどし、ハーブ類は細かくきざむ。

     ボウルにバターを入れて練り、ハーブ、にんにく麹を加えてよく混ぜる。

     クッキングシートにをのせて棒状に包み、左右をキャンディのようにひねって冷蔵庫で固まるまで冷やす。

    <レシピ/仁平里帆 撮影/林 紘輝 取材・文/福山雅美>

    ※天然生活2024年2月号 P.13にて、「じゃがいもとさつまいものパン」のレシピを天然生活webでご紹介させていただく旨掲載させていただきましたが、掲載時期が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。ご迷惑をおかけいたしました皆さまに心よりお詫び申し上げます。


    画像: つくり方

    仁平里帆(にへい・りほ)

    主婦。夫の透氏、息子の天音くんと栃木県益子町の自然あふれる里山に暮らす。再生させた古家の台所から見える景色を、二十四節気七十二候に寄り添った文章とともに綴るインスタグラムも好評。料理上手としても知られ、時折アップされるおいしそうなお菓子やごはんの写真を心待ちにするファンも多い。
    インスタグラム:@_______aun



    This article is a sponsored article by
    ''.