• 料理応援家の本多理恵子さんは50代。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、イベントにもおすすめのちょっとおしゃれなケーキ寿司のお話。

    節分やひなまつりにもおすすめのケーキ寿司

    画像: 節分やひなまつりにもおすすめのケーキ寿司

    お正月が終わった後の季節行事と言えば、節分・バレンタイン・ひなまつりに卒業シーズンなどでしょうか。

    梅や桜の便りも聞こえ、気分もウキウキしてきます。

    そんな心弾む早春の食卓をちょっとだけ華やかにするのも、意外に簡単にできるのです。

    酢飯にツナをサンドし、一番上はスモークサーモンをのせます。

    それをケーキの型やコンテナでつくって切り分けていただきます。

    失敗知らずのちらし寿司。酢飯は炊飯器で

    ちらし寿司は具材の準備が面倒だったり、錦糸卵作りに失敗して心が折れることもありますが、ただごはんと具を重ねるだけの押し寿司なら簡単で失敗知らずです。

    型にはまる人生はつまらなくても、ごはんを型にはめて切り分けるとワクワクする気持ちになるのは不思議なものです。

    また、酢飯はお米に酢を足して炊飯器で炊いてしまいます。

    この方法だと、すし酢を加えた後にあわてて仰いで冷ます手間もなく、さらに味が均一に炊き上がり水っぽさもありません。

    酢を入れて加熱しているのでまろやかに仕上がり、酸味が苦手な方にも食べやすい酢飯です。

    家族が喜ぶ演出なので、ぜひお手持ちの型や器でつくってみてください。

    「スモークサーモンのケーキ寿司」のつくり方

    画像: 「スモークサーモンのケーキ寿司」のつくり方

    材料<直径15cmのケーキ型1台分>

    ● スモークサーモン40g
    ● 大葉3、4枚
    【酢飯】
    ● 米2合
    ● 酢50mL
    ● 塩小さじ1
    ● 砂糖大さじ2
    【ツナマヨネーズ】
    ● ツナ缶1缶(オイルや汁をよく切る)
    ● 塩ひとつまみ
    ● こしょう少々
    ● マヨネーズ大さじ1

    下準備

    *ツナマヨネーズの具材は混ぜておく。

    つくり方

     酢飯の材料を炊飯器に入れ、2合の目盛りまで水(分量外)を入れて、軽くかき混ぜて炊く。

     が炊けたら混ぜて冷まし、好みで刻んだしょうがやにんじん(分量外)を混ぜる。

     ケーキ型にラップを敷き、底にスモークサーモンをすき間なく並べる。

    画像1: つくり方

     の上にの酢飯を好みの量のせ、ツナマヨネーズを全体にのせ、大葉ものせる。

    酢飯は2合がつくりやすい分量なのですが、この型でつくると少し余ります。酢飯は冷凍できますが、グラスなどを使って別に小さなカップ寿司にしても。

    画像2: つくり方

     の上にでのせた酢飯と同量程度の酢飯をのせ、ラップをかぶせ、全体をギュッと押す。皿の上に型を逆さにしてのせて寿司を出し、ラップをはずし、好みの大きさに切り分ける。

    画像3: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)

    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)がある。 11月に7冊目の著書『50歳からのひとりごはん』(集英社)が発売になったばかり。

    インスタグラム:@cafe.rietta

    CafeRietta(料理教室)
    https://rietta.me/

    * * *

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)

    『50歳からのひとりごはん 少量・手抜き料理で生きていく!』(本多理恵子・著/集英社・刊)|amazon.co.jp

    amazonで見る



    本誌プレゼントへのご応募はこちら

    お得な定期購読はこちらを
     (富士山マガジンサービス)

    連載,読みもの,暮らしの知恵,50代からは“手抜き”と“息抜き”,本多理恵子

    This article is a sponsored article by
    ''.