かぶのこと
![画像1: かぶのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/6192ce834a1df4bedb3f4418624f89303c43a8d2.jpg)
かぶはアブラナ科のアブラナの一種で、白菜やキャベツ、菜の花などの仲間。ほとんどの地域では「かぶ」と呼ばれますが、関西地方では「かぶら」と呼ばれています。また「すずな」とも呼ばれ、春の七草のひとつでもあります。寒い時期のかぶは甘味が増し、やわらかいのが特徴。生で食べるとコリッとした歯触り、煮込めばトロトロに。調理法で味わい方が変わるので、さまざまな料理で楽しみましょう。
保存する際は葉の部分を根元から切り落とし、玉と葉に分け、成長を止めます。どちらもペーパータオルで包み、ジッパー付きのビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。
![画像2: かぶのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/c3d7799040475871b0551dfff6c258bd24a4f841.jpg)
かぶら蒸し えびの銀あん仕立てのつくり方
![画像: かぶら蒸し えびの銀あん仕立てのつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/3d2fce9f7876e7fcd1e2babd6982c0535f49ad1d.jpg)
かぶの風味を味わうために、味つけは銀あんだけ。えびは片栗粉をまぶすことで、ぷりぷりに仕上がります。
材料(4人分)
![画像: 材料(4人分)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/b5b4bf4045aca9ee6de876c58152e621b4521fd9.jpg)
● かぶ | 5玉 |
● 葛粉 | 大さじ2 |
●〈銀あん〉 | |
・だし汁 | 1カップ |
・酒 | 大さじ2 |
・塩 | 小さじ1/2 |
・薄口しょうゆ | 大さじ1 |
・葛粉(銀あん用) | 大さじ1 |
・芝えび | 100g |
・片栗粉 | 適宜 |
●しょうが | 適量 |
つくり方
1 芝えびはざるに上げ、膜をつくりつつ汚れを落とすために、片栗粉をまぶして水で洗う。背わたがあれば取り除き、粗いみじん切りにする。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/1d45566c71d49ff84b9275682950332e872bfcad.jpg)
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/0bca7ec18e9e1e4ac24b52281cde5da2d97dfbed.jpg)
![画像3: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/c17a2c7122787ae72965a2c541639ee3b9c06917.jpg)
2 かぶは茎の部分を切り落とし、皮ごと円を描くようにしてすりおろす。ドーナツ状にして真ん中にたまった水分を取り除き、だいたいひたひたくらいの水分になるようにする。
![画像4: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/369aff230c82cb2d609a552ebf754c8a7f4ee462.jpg)
![画像5: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/81547892104ed0897e6eced3a3b09c05f2ab894e.jpg)
3 葛粉を入れた器に、2をお玉1杯分くらい加え、よく混ぜ合わせ、2に戻しさらによく混ぜ合わせる。
![画像6: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/a560354201babce2ab026915e64504142a3cdd0a.jpg)
4 器に入れ、蒸気が上がった蒸し器で10〜15分中火で蒸す。
![画像7: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/68fec0cc0b1fc764109f941d0f0af446f7e77690.jpg)
5 鍋にだし汁を沸かし、酒、塩を加え、味をみる。鍋の火をいったん切り、水で溶いた葛粉を鍋中を混ぜながら入れ、えびを加えてしっかり火を入れる。とろみが足りないようなら、さらに水に溶いた葛粉を適宜加える。
![画像8: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/a1cbb3504ba601abb9167807f883153149767108.jpg)
![画像9: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/c725da1a7bbe1cd5cebd079ca002dfa14f822ba7.jpg)
6 透明になったら、最後に薄口しょうゆを足して味をととのえ、火を止める。
![画像10: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/8ce25d398b178c5cc97c844d8ae84a09708077c1.jpg)
7 4を蒸し器から取り出し、6をかぶの上に張る。すりおろしたしょうがをのせる。
![画像11: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2024/02/08/1eba7cb4790e057b5999f04b8cefd79301f81587.jpg)
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉
![画像12: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/08/e71129db00210702bcf7bde64aef7fa0c7ed0389.jpg)
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
* * *
「今日何つくろう?」とお悩みのあなたへ。
天然生活webにて連載中の「松田美智子の季節の仕事」より人気レシピを集めました。
混ぜる/煮る/漬ける/焼く/揚げるの5つの調理法で100品を紹介。
少ない材料でつくりやすい、毎日の食卓に役立つ1冊です。
* * *