(『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』より)
腸活はダイエットの強い味方。腸の健康が太りにくい健康な体をつくる
健康や美容をつかさどるキーワードとして、ブームを超えて今や常識ともいえるのが、腸活。
腸は第二の脳ともいわれ、免疫システムの司令塔です。腸が健康だと食べたものの消化吸収がスムーズに行われ、栄養たっぷりの良質な血液がつくられます。
さらに、腸がその血液を全身の細胞すみずみまで送り、新陳代謝もアップ。美容やメンタルにも腸が大きく関わって、太りにくくなるだけでなく、全身の健康につながるのです。
腸内環境を整えるには、善玉菌を優勢にして活性化させる食事をとることが第一。そこで、手軽に続けられて効果が出やすいのが、スープです。
腸活のメリット
免疫力アップ
人間の免疫細胞の約70%が腸に存在し、血液にのって全身を巡り、威力を発揮。つまり、腸の健康こそが免疫力の要なのです。
美肌になる
健康な腸は栄養満点のキレイな血液をつくり、全身の細胞へ送る働きが。肌にも栄養が行き渡り、トラブルのない美肌に導きます。
心が元気になる
幸せホルモンといわれるセロトニンなど、感情や気分に関わる物質がつくられるのも、腸。心の元気には、腸の健康が不可欠です。
ヤセる
腸の働きがスムーズだと、体内の老廃物がしっかり排出されて新陳代謝が活発になり、ヤセ体質に。ポッコリおなかやむくみも改善。
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無理なく続けられて効果バツグンなので、腸活スープ!
腸活におすすめの「アボカド」を使った
「アボカドと大豆のチリビーンズ風スープ」のつくり方
とろりクリーミーなアボカドに、ひき肉と大豆で良質なタンパク質もしっかりと
水溶性、不溶性ともに食物繊維が豊富で、ゴボウに匹敵するほど。
森のバターともいわれるように栄養価が高く、良質な脂質は悪玉コレステロールを減らしたり、血中の中性脂肪を下げる作用も。
ダイエットやアンチエイジングの強い味方です。
食物繊維:6.0g [266kcal]
材料(4人分)
● 合いびき肉 | 150g |
● アボカド | 1個(150g) |
● 大豆(水煮・ドライパック) | 100g |
● ニンジン | 1/2本(100g) |
● タマネギ | 1/3個(66g) |
● オリーブオイル | 大さじ1/2 |
● ニンニク(みじん切り) | 1かけ |
● トマト缶(ホール状) | 1缶(400g) |
● 白ワイン | 大さじ2 |
● A | |
・水 | 2カップ |
・塩麹 | 大さじ3 |
・顆粒洋風だし | 小さじ1 |
・ローリエ | 1枚 |
● B | |
・チリパウダー | 小さじ1 |
・塩、コショウ | 各少し |
つくり方
1 アボカドは種と皮を除いてひと口大に切る。ニンジンは1cm角に切る。タマネギは粗みじん切りにする。
2 鍋にオリーブオイル、ニンニクを入れて弱火にかけ、香りが立ったら中火にしてひき肉を炒める。色が変わったら1のニンジン、タマネギを加えて炒め、トマト缶を加えてつぶしながら炒める。白ワインを加えてアルコール分を飛ばし、Aと大豆を加える。
3 フタをして弱火で7~8分煮て、1のアボカド、Bを加え、さっと煮る。
本記事は『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)からの抜粋です
小林弘幸(こばやし・ひろゆき)
順天堂大学医学部教授/ 日本スポーツ協会公認スポーツドクター。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した腸の名医。自律神経研究の第一人者でもあり、プロスポーツ選手、文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医師が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)、『はじめる習慣』(日経ビジネス人文庫)などベストセラー多数。2024年2月『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)を発売。
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「第二の脳」とも言われる腸。ダイエットや美容のほか、心身の健康にも欠かせないのが腸の健康です。腸を元気にするには、善玉菌を優勢にして活性化させる食事をとることが第一。
「それを手軽にかなえてくれるのが、スープです」と腸活のスペシャリストである監修の小林弘幸先生はいいます。この本では、腸活食材である「食物繊維」と「発酵食品」が無理なくたっぷり食べられる腸活スープ、109レシピを紹介。ひと皿で満足の「具だくさんスープ」、時間がないときに便利な「下味冷凍スープ」、みそ玉を仕込んで手軽につくれる「腸活みそ汁」、朝食やひとりランチにぴったりの「レンチンスープ」など、腸内環境がみるみる整うレシピが満載です。