• やせたい、きれいになりたい、心身ともに元気になりたい。そんな願いをかなえるには、腸をきれいに元気に保つのが近道。手軽に続けられて効果が出やすいのが「腸活スープ」です。腸のスペシャリスト、順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生に、手軽な下味冷凍スープ「「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方と、下味冷凍のコツを教えてもらいました。
    (『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』より)

    3ステップで簡単! 下味冷凍スープの調理のコツ

    材料を切り、調味料とともに保存袋に入れて冷凍するだけ! 食べたいときに加熱するだけで絶品スープの完成です。

    ちょっとしたポイントを押さえれば、完成度がぐんとアップ。

    冷凍方法

    画像1: やせたい人の“腸活スープ”「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方。下味冷凍で手軽に絶品スープ/順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

    ポイント1

    保存袋に調味料を入れてから、具材を入れる

    ファスナーつき冷凍用保存袋(2人分でMサイズが目安)に、調味料を入れて混ぜる。砂糖など粉末や顆粒状の調味料は、しっかり溶かして。次に、肉や魚介類などの味がしみにくいメインの具材を加える。

    画像2: やせたい人の“腸活スープ”「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方。下味冷凍で手軽に絶品スープ/順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

    ポイント2

    調味料をしっかりもみ込む

    下味をつけた肉や魚介類は、冷凍中に味がグングンしみ込んでいくので、全体に調味料がいき渡るよう、袋の外からしっかりともみ込むのがポイント。混ざりにくいひき肉などは、2回に分けて加えるとムラなく混ざる。

    画像: 金属製バットにのせて冷凍すると◎

    金属製バットにのせて冷凍すると◎

    ポイント3

    平らにして空気を抜き、冷凍する

    野菜やキノコ、豆類、海藻などの残りの具材を加える。混ぜなくてOK。できるだけ薄く平らにし、空気を抜いて密封する。さらに可能なら金属製のバットにのせて冷凍庫へ。急速冷凍され、よりおいしく仕上がる。

    保存期間は、冷凍で約1か月

    解凍方法

    画像3: やせたい人の“腸活スープ”「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方。下味冷凍で手軽に絶品スープ/順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生
    画像4: やせたい人の“腸活スープ”「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方。下味冷凍で手軽に絶品スープ/順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

    ポイント1

    袋から出して凍ったまま鍋に入れる

    冷凍庫から出し、保存袋を密封したまま水(流水でもボウルに張った水でもOK)にさっとつけ、表面を少し溶かす。その後、凍ったまま直接鍋や深めのフライパンに投入する。この段階では、まだ火はつけないこと。

    画像5: やせたい人の“腸活スープ”「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方。下味冷凍で手軽に絶品スープ/順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

    ポイント2

    水や牛乳を加えて火をつける

    レシピの分量の水や牛乳などを加え、火をつける。この時点で水分にすべて浸っていなくても、溶けると全体に水分が回るので心配不要。そのまま中火で温める。

    画像6: やせたい人の“腸活スープ”「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方。下味冷凍で手軽に絶品スープ/順天堂大学医学部教授・小林弘幸先生

    ポイント3

    溶けてきたら菜箸などでほぐす

    温度が上がって溶けてきたら、ときどき菜箸などでほぐす。ひとかたまりだったものを中央から3、4つぐらいに分けることで、早く火が入って加熱時間短縮に。最後に塩、コショウで味をととのえれば完成!

    下味冷凍「鶏肉と根菜の和風ポトフ」のつくり方

    ゴロッと大きな具が、まるで長時間煮込んだような味わいに

    画像: ゴロッと大きな具が、まるで長時間煮込んだような味わいに

    食物繊維:2.5g [ 243kcal]

    材料(2人分)

    ● 鶏モモ肉小1枚(200g)
    ● ゴボウ60g
    ● ニンジン1/3本(60g)
    ● A
    ・酒大さじ1
    ・しょうゆ大さじ1/2
    ・塩小さじ1/2
    ・コショウ少し
    ● ショウガ(千切り)1かけ
    ● 水2カップ
    ● 塩、コショウ各少し

    つくり方

     鶏肉は脂肪を取り除き、4等分に切る。ゴボウは皮をこそげて5cm長さに切り、太ければ縦半分に切る。ニンジンは5cm長さに切って縦4等分に切る。

     ファスナーつき冷凍用保存袋にAを混ぜ合わせ、の鶏肉を加えて袋の外からもみ込み、全体にからめる。

      のゴボウ、ニンジン、ショウガを加えて薄く平らにならし、できるだけ空気を抜いて密封し、冷凍する。

    食べるときは

    の袋をさっと水につけるか流水にくぐらせ、中身を鍋に入れる。分量の水を加えてフタをし、中火にかけてときどきほぐしながら煮る。沸騰したらアクを除いて弱火にし、20分ほど煮る。味をみて塩、コショウでととのえる。

    本記事は『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)からの抜粋です


    小林弘幸(こばやし・ひろゆき)
    順天堂大学医学部教授/ 日本スポーツ協会公認スポーツドクター。順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した腸の名医。自律神経研究の第一人者でもあり、プロスポーツ選手、文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医師が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)、『はじめる習慣』(日経ビジネス人文庫)などベストセラー多数。2024年2月『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)を発売。

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    『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)|amazon.co.jp

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    「第二の脳」とも言われる腸。ダイエットや美容のほか、心身の健康にも欠かせないのが腸の健康です。腸を元気にするには、善玉菌を優勢にして活性化させる食事をとることが第一。

    「それを手軽にかなえてくれるのが、スープです」と腸活のスペシャリストである監修の小林弘幸先生はいいます。この本では、腸活食材である「食物繊維」と「発酵食品」が無理なくたっぷり食べられる腸活スープ、109レシピを紹介。ひと皿で満足の「具だくさんスープ」、時間がないときに便利な「下味冷凍スープ」、みそ玉を仕込んで手軽につくれる「腸活みそ汁」、朝食やひとりランチにぴったりの「レンチンスープ」など、腸内環境がみるみる整うレシピが満載です。



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