• 体の声に耳を傾け、変化を感じながらゆるやかに続ける。そんな、とっておきの春のデトックス法とデトックスのお供料理家の中島芙美枝さんに教わりました。
    (『天然生活』2023年4月号掲載)

    1日2回の味噌汁でデトックス

    デトックス法で、中島さんがとくに意識的に実行しているのは、「毎日味噌汁を飲むこと」。朝と夜の1日2回、毎日欠かさずお手製の味噌を使った味噌汁を飲むようにしています。

    薬膳の世界では古くから、味噌の高い解毒効果を推奨していて、「味噌汁は朝の毒消し」という言葉も知られています。

    豊富な栄養素が体を元気にしてくれると同時に、解毒作用をサポートしてくれる酵素やミネラルも充実。活力を与えつつ、排出も促してくれる優れものなのです。

    「私の知り合いで、最先端の西洋医学を専門にしながら、東洋医学や振動医学(生体の振動を利用した健康法)に精通したお医者さまがいるのですが、周波数測定器で味噌汁を測ってみたところ、すごくよい数値が出たと驚いていたことがありました(笑)。昔からいわれていることですが、先端の技術でもお墨付きをもらったようで、うれしかったです」

    自宅で家族と食べる味噌はもちろん、ケータリングやお弁当、料理教室で使う味噌も、すべてお手製。アトリエで行っている味噌づくりレッスンも毎回すぐに満席になってしまうとか。

    中島さんの料理や食生活の基本である味噌、デトックスをより意識する春先は、その基本をもう一度思い返すいい機会でもあるようです。

    私の春のデトックス法

    春のデトックス
    いつも以上に味噌汁をよく飲む

    小学生の娘さんも味噌汁が大好物で、中島家の日々の食事に欠かせない味噌汁。春先は解毒を担当する「肝」を助けてくれる菜の花やキャベツなど葉野菜、たけのこなど山菜類の具材にすることが多いそう。

    画像: 解毒作用の高いたけのこを、さっと焼き目をつけて味噌汁の具に

    解毒作用の高いたけのこを、さっと焼き目をつけて味噌汁の具に

    画像: 毎年大量に仕入れる「はるきちオーガニックファーム」の大豆

    毎年大量に仕入れる「はるきちオーガニックファーム」の大豆

    使う味噌はすべてお手製で、原料の大豆は、高校時代の友人が嫁いだ「はるきちオーガニックファーム」の有機大豆を。マルカワ味噌の自然栽培麹、海塩を加え、何度かに分けて仕込みます。

    画像: 仕事と自宅用に、毎年平均50kg(!)もの味噌を仕込むという中島さん。ときには教室の生徒さんにお譲りすることも。床下の保管庫にねかせ、熟成させる

    仕事と自宅用に、毎年平均50kg(!)もの味噌を仕込むという中島さん。ときには教室の生徒さんにお譲りすることも。床下の保管庫にねかせ、熟成させる

    春のデトックス
    小豆を取り入れてむくみ予防を

    中島さんが最近とくに注目している素材が小豆。むくみを解消し、鉄分や食物繊維が豊富なので貧血予防や便秘改善にも役立ち、女性におすすめの食材です。

    画像: 手軽に小豆を食べられる「オーサワジャパン」の「有機小豆焙煎粉」

    手軽に小豆を食べられる「オーサワジャパン」の「有機小豆焙煎粉」

    画像: 乾物の小豆は雑穀のようにごはんに混ぜ、一緒に炊くことも多い

    乾物の小豆は雑穀のようにごはんに混ぜ、一緒に炊くことも多い

    「乾燥豆からもどすのが面倒に思われがちですが、粉末になっているものであれば、お湯を注ぐだけで、いつでも手軽に取り入れられます。豆ならではのほんのりしたうま味がおいしく、体が重くなる月経の前後に飲むのもおすすめです」

    画像: ティースプーン1杯に塩少々を加え、カップ1杯のお湯を注ぎ、よくかき混ぜたらでき上がり。塩の分量はその日の体調や季節によって加減するとよい

    ティースプーン1杯に塩少々を加え、カップ1杯のお湯を注ぎ、よくかき混ぜたらでき上がり。塩の分量はその日の体調や季節によって加減するとよい

    春のデトックス
    ターメリックを日常使いする

    カレーの色付けにも使われるターメリックは、アーユルヴェーダや中医学でも重要な生薬で、解毒の要である肝機能を促進してくれる効能が。日本の食卓ではカレーに登場することがほとんどですが、中島さんは日常的に活用しています。

    画像: 大豆もやしをさっとゆで、すりごま、ごま油、塩、ターメリック、クミンとあえたもやしナムル。「ターメリックがない場合は、カレー粉を使っても」

    大豆もやしをさっとゆで、すりごま、ごま油、塩、ターメリック、クミンとあえたもやしナムル。「ターメリックがない場合は、カレー粉を使っても」

    「じゃがいもと相性がいいのでポテトサラダやポタージュに。炒り豆腐に加えると炒り卵のようになり、ベジ弁当に入れることも」

    画像: 愛用しているのは、「エヌ・ハーベスト」の有機ターメリックパウダー

    愛用しているのは、「エヌ・ハーベスト」の有機ターメリックパウダー

    デトックスのお供

    麻炭パウダー

    画像: お米に入れて炊いたり、すりごま感覚であえものに入れたりして活用

    お米に入れて炊いたり、すりごま感覚であえものに入れたりして活用

    師であるオオニシ先生から教わったという麻炭パウダー。多孔質構造で、その穴が腸内の老廃物や化学物質を吸着してくれるそう。

    無味無臭で料理にも使いやすい。

    パロサントとホワイトセージ

    画像: どちらも火で焚き、香りをくゆらせる

    どちらも火で焚き、香りをくゆらせる

    画像: 部屋や気分の切り替えに

    部屋や気分の切り替えに

    スペイン語で「聖なる木」という意味のパロサントは、南米で魔除けに使われる香木。

    ホワイトセージはネイティブアメリカンが古くから浄化に活用してきたハーブ。



    <撮影/濱津和貴 構成・取材・文/田中のり子>

    中島芙美枝(なかじま・ふみえ)
    ニューヨークの大学を卒業後、テレビ・広告関係の会社に勤務。体の不調から食の大切さに目覚め、2014年より「やまと薬膳」オオニシ恭子さんに食養を学ぶ。2017年独立。都心郊外にアトリエ「atelier MARU」を主宰し、料理教室、ワークショップ、ケータリングなど幅広く活躍。現在初めての書籍を制作中。https://www.fumienakajima.com/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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