(『豆腐干でやせおかず100』より)
豆腐干(とうふかん)ってなあに?
豆腐干という名前から、「豆腐を干したもの」と思われがちですが、実際は豆腐に圧力をかけて水分を抜き、軽く乾燥させたもの。味わいは淡泊で、栄養の優等生・豆腐以上に高タンパクなのが魅力。
中国や台湾では細切りにしたもの(豆腐干絲・とうふかんす)が定番食材として親しまれ、前菜のあえものから主菜の炒めものや煮ものにと、幅広く使われています。
ヘルシーな豆腐干を料理に使うことで、ボリュームが出て、満足度もアップ。くせのない味なので、和洋中エスニックどんな料理とも相性がよく、やせおかずづくりに大活躍します。
業務スーパーで手に入る冷凍の「豆腐皮(とうふぴー)スライス」は、細切りタイプの豆腐干よりやや太く、平切りタイプより細めでやや短め。凍ったまま加熱するか、サラダなどには熱湯で1分ゆで、冷やしてから使います。500g入りの大容量なので、小分けして冷凍しても。
タイプは3種類あります
豆腐干には、「細切り(短)」「細切り(長)」「平切り」の3タイプがあります。味がなじみやすい「細切り( 短)」は、あえものやサラダ、炒めものにおすすめ。「細切り(長)」は、麺やパスタにそのまま置き換えて使えます。
平たい帯状の「平切り」は味がしみやすいので、煮ものやスープ、クリーム系のパスタに最適。入手先はAmazonなどのネットショップ、輸入元の優食オンラインショップほか、「カルディコーヒーファーム」やスーパー「ライフ」の冷凍コーナーにも※(2023年6月末現在)。1袋100g入り。※一部取り扱いのない店舗もあります。
一番シンプルな豆腐干レシピ「ハムと細切りきゅうりの中華あえ」のつくり方
いちばんシンプルな中華あえがこちら。からしの香りをきかせて、ちょっぴり冷やし中華風にしました。
きゅうりは細切りでなじみよく。せん切りレタスやもやしを加えて、さらにボリュームアップしても。
材料(2人分)
● 豆腐干 (短・熱湯で5分ゆで、もみ洗いして水けを絞る) | 1袋(100g) |
● ロースハム(半分に切り、5mm幅に切る) | 2枚 |
● きゅうり(斜め薄切りにし、細切り) | 1/2本 |
● A | |
・酢、しょうゆ、ごま油 | 各小さじ2 |
・練りがらし | 小さじ1/4 |
● 白いりごま | 適量 |
つくり方
ボウルにAを入れて混ぜ、豆腐干、ハム、きゅうりを加えてあえる。器に盛り、ごまをふる。
本記事は『豆腐干でやせおかず100』(主婦と生活社)からの抜粋です
〈撮影/鈴木泰介〉
新谷友里江(にいや・ゆりえ)
料理家・管理栄養士。2児の母。大学在学中から祐成陽子クッキングアートセミナーに通い始め、卒業後は同校講師、料理家・祐成二葉氏のアシスタントを経て独立。書籍・雑誌・広告などのレシピ開発、フードスタイリング、フードコーディネートを中心に活躍中。つくりやすくて野菜たっぷりの家庭料理やおうちおやつを中心に、いつもの料理がちょっとした組み合わせの変化で楽しめるようになる、アイデアあふれるレシピが得意。著書に『コンテナですぐできレンチンひとり分ごはん』『豆腐干でやせおかず100』(ともに主婦と生活社)など。
webサイト:http://cook-dn.com
インスタグラム:@yurie_niiya
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100gあたりの糖質量わずか1.8g! いま話題の低糖質・高タンパク食材「豆腐干」を使った絶品レシピ集です。中華麺やパスタのかわりに使えば、驚きの低糖質でたくさん食べても安心。(100gあたりの中華生麺の糖質量50.3g、スパゲッティ67.7gのところ、豆腐干はたったの1.8g)。
くせがないから、和洋中エスニックどんな味つけもおいしく仕上がります。「優食」のオンラインショップのほか、業務スーパーでも入手できる豆腐干で、おいしく、楽しく、やせおかずをつくってみましょう!