• 東京・松陰神社前にあったカフェ「カフェロッタ」は、2021年9月、20年の歴史に幕を閉じました。店主の桜井かおりさんは、どんなときでも“楽しみ”を見つけるのが得意です。さて、今日はどんな“楽しみ”が見つかるでしょうか。今回は物忘れ対策について。

    スケジュール帳を使い始めた理由

    若かった頃(20代)、友人との約束や彼氏とのデートの約束はぜーんぶ頭に入ってた。待ち合わせの時間も場所も。

    年始に社員に配られる会社の名前入り(金文字)の手帳も活用の仕方がわからなかった。

    じゃあいつから予定表(最初は無印良品のカレンダーを活用)を使うようになったか思い返すと、店をオープンして店のスケジュール管理と子供が二人に増えて保育園の予定の管理が必要になったことがきっかけだったように思う。(わたし30代半ば)

    最初にわたしが選んだスケジュール帳はカッコつけてエルメス。カバー(キャメル)は勢いで買ったものの、毎年買い換える中身(スケジュール帳)がバカ高くて途中で買えなくなり…。

    MOLESKINEのウィークリーダイアリー(ソフトカバー)を長年愛用しました。

    画像: 愛用していたMOLESKINE(モレスキン)のスケジュール帳は何でも書き込んでいたので今読み返すと日記帳。 捨てられないもの♡

    愛用していたMOLESKINE(モレスキン)のスケジュール帳は何でも書き込んでいたので今読み返すと日記帳。
    捨てられないもの♡

    画像: MOLESKINEのスケジュール帳にはポケットがついていてそのポケットにはいろんな思い出がつまっています。 当時のスタッフ達のシフト表、家族写真、観た映画のチケット、そして息子からのこんなかわいいラブレターも発見! いつパリに連れてってくれるの?

    MOLESKINEのスケジュール帳にはポケットがついていてそのポケットにはいろんな思い出がつまっています。
    当時のスタッフ達のシフト表、家族写真、観た映画のチケット、そして息子からのこんなかわいいラブレターも発見! いつパリに連れてってくれるの?

    次に起きたのは『スケジュール帳を持ち歩くのが荷物になる』問題

    年齢とともに若い頃は必要なかったリーディンググラスやお薬ポーチを持ち歩くようになってそこにスケジュール帳が結構なお荷物になるのです。

    そんな時に同世代の友人にすすめられたのが手軽なスマートフォンによるスケジュール管理。これはいい!

    物忘れを防ぐための秘策「叩く」

    前置きが長くなりましたが物忘れの悩み。

    最近、わたしがしでかしてしまったのが、初顔合わせのお約束がスッコーーーンと頭から抜けてしまったこと。この事件から記憶力に自信を失いました。

    スマートフォンのスケジュールにはちゃんと書いていたのにそれでも抜けてしまう…。

    これからこんなことが増えていくの?

    日々の買い物でも必要なものを買い忘れ、違うものを買ってくる

    先日はきな粉を買いに行ってスーパーに着いた頃には『きな粉』が『すりごま』になっていて、肝心なきな粉は買わずにまだたくさんあるすりごまを買ってくる始末。

    これには自分でもかわいいいなぁ〜と笑っちゃった。

    買い忘れるとかは大事故につながらないから笑っていられるけど、火の消し忘れや鍵のかけ忘れは絶対あってはいけないこと!

    で、わたしが実践している確認方法はね、「叩く」です。(笑)

    出先で、アイロン切ったっけ? 鍵かけたっけ? とならないようアイロンを切ったらアイロンをペシッと叩く鍵をかけたらドアをペシッと叩く

    聞くと笑っちゃうかもしれないけどわたしの周りでも実践している人結構いるの。これはおすすめよ。手が叩いた感覚を覚えているのです。

    あとカレンダーにはスケジュールは書き込まない。カレンダーは曜日を確認する為用。

    スケジュール管理は書き漏れが怖いのでひとつにするべし! 

    私の場合はスマートフォンです。

    あと、夜に翌日の『TO DOリスト』を作成してデスクにペタッと貼って寝ます。

    画像: 寝る前に翌日のTO DOリストをデスクにペタッ! 赤ペンでチェックするのが快感なのだ

    寝る前に翌日のTO DOリストをデスクにペタッ! 赤ペンでチェックするのが快感なのだ

    みなさんはどうしているの?

    いつか同世代で物忘れ問題について語り合いたいものだ。

    読んでくださってありがとー!



    画像: 物忘れを防ぐための秘策「叩く」

    桜井かおり(さくらい・かおり)

    文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行う。『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(ともに旭屋出版)に続く3冊目の著書『マダム・ロッタとパリ行かない?』(旭屋出版)が好評発売中。

    インスタグラム:@kaorilotta

    『マダム・ロッタとパリ行かない?』(桜井かおり・著/旭屋出版)|amazon.co.jp

    『マダム・ロッタとパリ行かない?』(桜井かおり・著)

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