• 生きづらさを抱えながら、自傷、自殺未遂、依存症、摂食障害、心の病と闘っていた咲セリさん。不治の病を抱える1匹の猫と出会い、その人生が少しずつ、変化していきます。生きづらい世界のなかで、猫が教えてくれたこと。猫と人がともに支えあって生きる、ひとつの物語が始まります。猛暑に備える夏の暑さ対策です。

    子猫から老猫まで、夏の暑さ対策を解説します

    猫たちの空調管理が難しい季節がやってきました。

    連日の猛暑。私自身、毎日がエアコンをつけていても熱中症なんじゃないかと思うくらいきつくて、年齢を感じています。

    そんな我が家は、まだ1歳にならない子猫から、19歳になる老猫まで、年齢はさまざま。子猫たちは暑さに抵抗力があるようですが、大人の猫たちは本当にぐったりです。

    そこで、うちではエアコンはフル稼働。とにかく熱中症にならないよう気にかけています。

    ところが、猫によっては、あまり寒すぎるのも苦手な様子。

    わざわざエアコンのきかない廊下のひなたにいって、ハアハアなりながら横たわっているのです。

    これは大変! そのため、廊下などエアコンのきかないところには、アイスノンにタオルを巻いたものや、ひんやりシートなど、なんとか暑さを逃れられるように工夫しています。

    扇風機を回したこともあったのですが、これは不評。普通の風はいいのに、扇風機の音が気に入らないそうです。

    また、エアコンをつけている部屋は、夏でも、温かい猫ベッドを置いています。すると、寒すぎるのが嫌いな子はベッドに入ってくれますし、暑さが苦手な子は涼しい場所でまったり生活を送ってくれます。

    画像: 子猫から老猫まで、夏の暑さ対策を解説します

    夏はお水もしっかり飲ませて

    お水も大事。

    冬ももちろんお水は用意していますが、夏はそれ以上に、たっぷり。ふつうの水飲み皿ではなく、煮ものを盛りつけるような大きな器や、洗面器など、家中のあちこちに設置しています。

    ぬるくなるのも速いので、ときには氷を入れて、子猫たちも遊べるように

    猫はもともと砂漠の出身で暑さに強いそうですが、今の日本の暑さは尋常ではありません。電気代は痛い出費ですが、体調を崩してしまい病院に行くとなるともっと大変。

    何より、もしものことがあっては悔やんでも悔やみきれません。

    ・快適な温度を保つこと

    ・涼しい部屋には、暖かいスペースを作ること

    ・暑い部屋には、涼しいスペースを作ること

    ・お水をたっぷり

    なかなかしんどい季節が続きますが、猫たちが気持ちよさそうに生活してくれている姿を糧に、私たちも、夏にしか楽しめないだらーりとした日々を過ごしたいものですね。

    画像1: 夏はお水もしっかり飲ませて

    画像2: 夏はお水もしっかり飲ませて

    咲セリ(さき・せり)

    1979年生まれ。大阪在住。家族療法カウンセラー。生きづらさを抱えながら生き、自傷、自殺未遂、依存症、摂食障害、心の病と闘っていたところを、不治の病を抱える猫と出会い、「命は生きているだけで愛おしい」というメッセージを受け取る。以来、NHK福祉番組に出演したり、全国で講演活動をしたり、新聞やNHK福祉サイトでコラムを連載したり、生きづらさと猫のノンフィクションを出版する。主な著書に、『死にたいままで生きています』(ポプラ社)、『それでも人を信じた猫 黒猫みつきの180日」(KADOKAWA)、精神科医・岡田尊司との共著『絆の病──境界性パーソナリティ障害の克服』(ポプラ社)、『「死にたい」の根っこには自己否定感がありました──妻と夫、この世界を生きてゆく』(ミネルヴァ書房、解説・林直樹)、『息を吸うたび、希望を吐くように──猫がつないだ命の物語』(青土社)など多数ある。

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