自由な時間を手に入れて、やりたかったことに挑戦
毎月12万円の生活費で幸せに暮らす、人気ブロガーのショコラさん。
パートを辞めて時間がたっぷりできたとき、これまで育児や仕事であきらめていた〈やりたいこと〉にどんどん挑戦しようと決めたといいます。
旅や、週3で通っているジムに加え、ピアノや銭湯めぐりなど、たくさんの趣味を持つショコラさんに、お金をかけずに余暇を楽しむ方法を教えていただきました。
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▼前回のお話はこちら
ピアノに銭湯、喫茶店めぐり……。趣味がある幸せ
仕事を辞めて時間ができたことをきっかけに再開したピアノ。
レッスンこそ通っていませんが、自宅では一昨年ネットで購入した電子ピアノでときどき練習し、思い立ったときに、近所の音楽教室のレンタルルームへ。
30分1,100円のレンタル料で思いきりグランドピアノを弾き、電子ピアノとは違う本格的な音色を楽しんでいます。
思いきりグランドピアノが弾ける音楽教室のレンタルルーム。人目を気にせず弾けるのもありがたい
秋から春先にかけてのお楽しみといえば、なんといっても銭湯めぐり。
もう10年ほど続いている趣味のひとつです。
私が住んでいる東京・下町エリアは、まだまだ現役の銭湯があちこちにあるのが最高！
なかでもリピートしているのは、天然温泉で露天風呂つきのところ。
月2回ほど、入浴料金500円ちょっとで温泉旅行に出かけたような満足感にひたっています。
足立区にある〈曙湯〉はお気に入り銭湯のひとつ。歴史を感じる唐破風（からはふ）屋根の外観も素敵です
もうひとつ欠かせない趣味が、レトロ喫茶めぐり。
古い建築やインテリアの雰囲気が昔から大好きです。
甘いものに目がないので、行けば必ずホットケーキやプリンなど、いわゆる〈純喫茶メニュー〉に舌つづみ。こちらも月に数度のぜいたくです。
時間を見つけては、趣味の「自転車散歩」でレトロ喫茶めぐり
ママチャリ散歩中に見つけたレトロ喫茶で、レモンののったフレンチトーストを完食。スイーツは別腹派
楽しいのはもちろん、趣味を持つことは“健康の維持”にも
ピアノは指先を使いますし、銭湯やレトロ喫茶はほぼ自転車でめぐるので、ジムと同じくらい体を動かします。
私の場合、趣味は楽しいだけでなく、頭の運動や健康維持に役立っているのは間違いなし。
一石二鳥どころか、三鳥、四鳥ありそうです。
月12万円の暮らしというと、我慢も多かろうと思われがちですが、そんなことはありません。
お金をかけずに楽しむ方法をたくさん知っているいまは、人生でいちばん充実していて幸せなのです。
自転車で行けるお気に入りの美術館にて。遠くまで行かなくても旅気分を味わえる穴場スポット
〈撮影／林 ひろし〉
※ 本記事は『68歳 おひとりさま 幸せに年を重ねるための お金と時間の上手な使い方』（オレンジページ）からの抜粋です。
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ショコラ
60歳から続けるブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」が人気のシニアブロガー。根強い支持を得て、現在も月間30万PV。「無理しない」けれど「心の豊かさ」を大切にする生き方が、多くの人の共感を呼ぶ。書籍として2019年『58歳から 日々を大切に小さく暮らす』（すばる舎）、2021年『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』（マガジンハウス）、ムック本として2022年『60代ひとり暮らし 軽やかな毎日』（宝島社）を出版。長く続けてきた仕事を退職し、孫の誕生を経て、今の暮らしの工夫を2023年7月から2024年10月まで雑誌『オレンジページ』にて連載。
ブログ「60代一人暮らし 大切にしたいこと」
https://lee3900777.muragon.com/
