• 料理研究家の松田美智子さんにさつまいもとチャーシューのごはんのつくり方を教えていただきました。おいしいチャーシューさえあれば、簡単にできる炊き込みごはん。栄養も、ボリュームもあるごちそうごはんです。

    さつまいもとチャーシューのごはんのつくり方

    画像: さつまいもとチャーシューのごはんのつくり方

    たっぷりのチャーシューとさつまいもの炊き込みごはん。ナンプラーが味を引き締めます。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● 米2カップ
    ● さつまいも(べにはるか、1cmの角切り)1カップ
    ● A
    ・水1と1/2カップ
    ・酒大さじ2
    ・ナンプラー大さじ1
    ・塩小さじ1/2
    ● ごま油大さじ1
    ● しょうが(みじん切り)大さじ1
    ● チャーシュー(7mm角)1カップ
    ● 青ねぎ2〜3本

    ※チャーシューがない場合はベーコンで代用してもよい。

    つくり方

     青ねぎは小口切りにして、ペーパータオルに包む。

    画像1: つくり方

     土鍋を温めごま油を入れ、しょうがを加える。チャーシュー、といだ米を入れて混ぜ、油がなじんだら、Aを入れて混ぜる。さつまいもも加え、表面をならし、ふたをして湯気が噴き上がるまで強火にかける。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     噴いたら弱火にし、上下を返し、約7分炊く。火を止めて10分蒸らす。

    画像4: つくり方

     おひつに移す。いただく前にを散らす。

    さつまいものこと

    画像1: さつまいものこと

    秋の人気の食材、さつまいも。中央アメリカ原産で、日本では江戸時代に薩摩地方(鹿児島県)から全国に伝わったため、「さつまいも」と呼ばれるようになりました。

    甘くてホクホクした食感が人気の「べにはるか」のほか、「べにあずま」「鳴門金時」に加え、近年では、種子島特産の「安納芋」など、ねっとりした食感のさつまいもも出回るようになりました。また、アントシアニンを含む紫色の品種や、カロテンを含むオレンジ色の品種などカラフルな品種も流通されています。

    さつまいもはゆっくり加熱することで、アミラーゼという酵素が働き、甘くなるので、じっくり蒸したり、オーブンで焼いたりするとよいでしょう。食物繊維が豊富で、また切り口から出るヤラピンが腸の働きを促し、食物繊維との相乗効果で便秘の改善に効果的です。とくに皮にカルシウムが多く、皮の紫色には抗酸化作用の高いアントシアニンが含まれています。よく洗って皮もいただきましょう。

    表面についた黒い蜜は甘味が強いサイン。皮の下にアクの成分があるので、水にさらすのが色よく仕上がるポイントです。


    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像2: さつまいものこと

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像: さつまいもとチャーシューのごはん|松田美智子の季節の仕事

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