• 「ものは出したら元の場所へ」を繰り返し、「小片づけ」を習慣づけると暮らしは整います。整理収納アドバイザー、井田典子さんが実践する、紙類・玄関の「小片づけ」のコツと、年末の家事計画を紹介します。
    (『天然生活』2024年1月号掲載)

    紙類の「小片づけ」のコツ

    必要なものだけを立ててストック

    画像: 契約書や税務書類などはそれぞれ項目に分けて投げ込み式に。カード類も「ショップ」「診察券」などカテゴリーで分け、使うときだけ持ち出す

    契約書や税務書類などはそれぞれ項目に分けて投げ込み式に。カード類も「ショップ」「診察券」などカテゴリーで分け、使うときだけ持ち出す

    「とりあえず……」とたまりがちな紙類は、3つのカテゴリーに分けて収納するのがおすすめ。

    ①支払い明細など一時的に必要なものは「流動」として、投げ込み式のフォルダーに。

    ②保険証書などずっと必要なものは「固定」としてジャバラ式のファイルに。

    ③思い出の写真や手紙類は「愛着」として数をしぼり、まとめておきます。

    画像: 紙類は重ねず立てて収納

    紙類は重ねず立てて収納

    画像: 銀行や保険の情報、ネット取引のパスワードなどはリスト化を

    銀行や保険の情報、ネット取引のパスワードなどはリスト化を

    玄関の「小片づけ」のコツ

    外から入るものの「関所」に

    画像: 天井が高く、開放感のある玄関。階段の横にある棚が、時計や鍵など外出時に必要なものを入れる棚。家族全員に割り当てている

    天井が高く、開放感のある玄関。階段の横にある棚が、時計や鍵など外出時に必要なものを入れる棚。家族全員に割り当てている

    玄関は人も運気も入ってくるところ。ものは置かず、とくにすっきりさせておきたい場所です。

    チラシや郵便など、毎日外から入ってくる紙類は、玄関で選別し、必要なものだけ家の中に入れるように。鍵や時計など、出かけるときに必要なものは玄関にそろえておくと、動線がスムーズ。

    「ひとりにつき1引き出しで管理していますよ」

    画像: 夫婦それぞれ5足までに厳選。左には折りたたみ傘や靴磨きセットが

    夫婦それぞれ5足までに厳選。左には折りたたみ傘や靴磨きセットが

    年末にすること

    年末の家事は分担表をつくりチェックしていく

    画像: 子どもたちにも「どれやりたい?」と選択式で担当が決まっていた。書き出すと、ひとりずつの仕事量も大体均等になるという

    子どもたちにも「どれやりたい?」と選択式で担当が決まっていた。書き出すと、ひとりずつの仕事量も大体均等になるという

    12月は何かと忙しいので、年末の大掃除は11月中に済ませるという井田さん。衣食住、事務と項目を分け、やるべきことを書き出します。そして、家族で担当を決め、終わったらチェックをしていくという仕組み。

    「別にきっちり全部しなくてもいいんです。あれもやろうこれもやろうと、気持ちが急いてしまうものですが、書き出すと全体を把握できるし、それだけで気持ちがラクになるんです」



    〈撮影/星 亘 構成・文/鈴木麻子〉

    画像: 外から入るものの「関所」に

    井田典子(いだ・のりこ)
    整理収納アドバイザー。「片づけの達人」「スーパー主婦」として、片づけや時間の使い方に関するアイデアを発信。『今やるのが、いちばんハヤイ! 人生が整う「小片づけ」』(主婦と生活社)など著書多数。YouTubeチャンネル「井田典子 だわへし整理術」も好評。
    井田典子YouTubeチャンネル だわへし整理術

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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