• 料理研究家の松田美智子さんにゆず粥のつくり方を教えていただきました。胃腸を休めたいとき、風邪をひきそうなときなどにもいただきたい、ゆずたっぷりのお粥。心も体も温まります。

    ゆずのこと

    画像: ゆずのこと

    日本を代表する柑橘のひとつ、ゆず。お吸いものにほんの少し皮が入っているだけで、ふわっと香り、ゆずがあるのとないのとでは大違いです。ゆずにはビタミンCがたっぷり。とくに皮に多く、果汁の4倍もビタミンCが含まれているそう。また、さわやかな香りの主成分はリモネンといい、実はレモンなどよりも多く含まれています。

    リモネンは交感神経の働きを活性化させ、脂肪の分解を促進して内臓脂肪を減少させる働きがあるといわれています。 リラックス効果もあり、脳をすっきりさせ、ストレスを緩和する作用もあるそう。11~12月にかけての時期が収穫の最盛期。皮も果汁も余すところなく使うことができるゆず。冬の恵みを楽しみましょう。

    ゆずの保存法

    画像1: ゆず粥|松田美智子の季節の仕事

    皮はむき、わたをそいでペーパータオルに包み冷蔵庫で保存する。残りの果肉部分は、ペーパータオルに包んだあと、ラップなどで空気を遮断して、冷蔵庫で保存する。

    針ゆずのつくり方

     ゆずの皮をむき、皮を下にしてまな板に広げ、包丁をまな板に水平に左に進め、わたをそぐ。

    画像1: 針ゆずのつくり方
    画像2: 針ゆずのつくり方

     表面を上にして細く切る。

    ※みじん切りの場合は針ゆずにしてから細かく切る。

    画像3: 針ゆずのつくり方

    ゆず粥のつくり方

    画像: ゆず粥のつくり方

    みじん切りにしたゆずをたっぷりのせたシンプルで贅沢なお粥。

    材料(2人分)

    画像: 材料(2人分)
    ● 米1カップ
    ● 水2カップ
    ● ゆず皮(針ゆずにする)2×7cm分
    ● 天然塩少々

    つくり方

     米はさっと洗い、ざるに取り、鍋に入れる。ふたをせず、強火にかける。ふいてきたら弱火にし、15〜20分ほど炊く(鍋の種類にもよるので加減をみる)。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     みじん切りにしたゆず皮をのせ、器に盛り、塩をかけていただく。

    画像3: つくり方

    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/佐藤雅子〉

    画像4: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像2: ゆず粥|松田美智子の季節の仕事

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