(『天然生活』2024年3月号掲載)
生活改善運動で心がけた「おしゃれ」と「持ちもの」4つの改善
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
【生活改善運動】おしゃれ・持ちもの01
鏡を見てうれしくなる服を
生活改善運動でリターンが一番大きかったのは洋服の改善だそう。
「服は魔法。1枚で心を一変させる力があります」
体形カバーや価格で選ぶのではなく、袖を通して鏡を見たとき、雰囲気がパッと明るくなり、うれしくなる服を選びます。
「自分を輝かせる服はエネルギーと自信を与えてくれます。いろいろ試着をして、新しい自分を探すのも楽しいですよ」
【生活改善運動】おしゃれ・持ちもの02
歳相応=輝かないではない
「歳相応」という言葉を、目立たない、若づくりしないととらえるのをやめませんか。
「いくつになっても、自分がいいと思うファッションやメイク、髪形をしている人はとても素敵。自分もそうありたいです」
周りの目を気にしやすい人も、いまの自分を輝かせる方向に舵を切って。
「人生は一度きり。楽しく幸せな方を選ばないともったいないです」
【生活改善運動】おしゃれ・持ちもの03
何を残すか
ものを減らしたいとき、ときめくものだけを残す方法がありますが、その感覚がわからなかったら、好きじゃないものを手放していきます。
「私は嫌いなものの方がわかりやすかったです。近い将来、どんな自分になりたいか考え、そのために必要なものを残す方法も。自分の心境や体はどんどん変わり、その時々に合うものも変わります。だから私は遠慮なく持ちものを見直しています」
【生活改善運動】おしゃれ・持ちもの04
流行っているものが自分に合うとは限らない
世間の流行りやよいとされるものが正解とは限りません。合わないと思ったら潔くあきらめることも大切と、安達さん。
「人気の温感インナーを試してみたら、肌荒れしてしまったことがあって。それを機にウール素材のインナーを使うようになり、機能性と快適さの虜になりました。とてもささいですが、自分にフィットするものをひとつずつ選ぶと、心の深い部分で満足を感じられます」
〈監修・撮影/安達茉莉子 取材・文/熊坂麻美 イラスト/カトウミナエ〉
安達茉莉子(あだち・まりこ)
作家、文筆家。著書に『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)など。『書きあぐねて山河あり』(集英社『すばる』)などを連載中。
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※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです