• 季節の花を暮らしに取り入れることを大事にしている花屋 みたて・西山美華さんに、朝の気分を高めるために工夫していることを聞きました。リースや一輪挿しなど、自由に飾って、活けて、起きるのが楽しみになる朝に。
    (『天然生活』2020年5月号掲載)

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    西山さんの“朝の気分を高めるための習慣”

    その季節ならではの花や草木を選び、自由な発想で暮らしのなかに取り入れている西山さん。

    活け方のコツや手軽な飾り方など、朝時間にさっとできる植物の楽しみ方を教えてもらいました。

    朝の気分を高めるための習慣 01
    スズメノエンドウで食卓の即興リース

    庭に茂るマメ科の植物スズメノエンドウを両手いっぱいに摘んできてテーブルへ。

    ツタの絡まりはそのままに、全体をドーナツのような丸い形に整え、あっという間にふわふわのリースをつくってくれました。

    「食卓がぱっと明るくなりますよね。あまり長持ちはしませんが、朝食をいただくひと時なら瑞々しさを保てます」

    画像: テーブルの上の小さな森のよう。ふわっと漂う草の香りは、朝の目覚めにもぴったり

    テーブルの上の小さな森のよう。ふわっと漂う草の香りは、朝の目覚めにもぴったり

    朝の気分を高めるための習慣 02
    小さな花器に季節を飾る

    何よりも「季節の花」を活けることを大切にしている西山さん。

    いま咲いている一輪、一枝をさっと飾りたいときには、小さい花器が使いやすいと教えてくれました。

    「あまりがんばりすぎずに、自由に切ってきて、自分の心がキュンとなるように活ければいいと思います」

    朝の光の入る場所なら、ガラスの花器がよく合うそう。

    画像: 庭で咲いていたスイセンと梅。安定させるのが難しい場合は葉と一緒に活けることも

    庭で咲いていたスイセンと梅。安定させるのが難しい場合は葉と一緒に活けることも

    画像: 枝ものは、下方に切り込みを入れて表面をそいでおくと、水あげがよくなり長持ちするそう

    枝ものは、下方に切り込みを入れて表面をそいでおくと、水あげがよくなり長持ちするそう

    画像: 花器の口にぐるぐる巻いた葉をはめ込み、まんなかにスイセンを立てて安定させる

    花器の口にぐるぐる巻いた葉をはめ込み、まんなかにスイセンを立てて安定させる



    〈撮影/伊藤 信 取材・文/山形恭子〉

    西山美華(にしやま・みか)
    花屋勤めを経て、2013年に花屋「みたて」を夫婦で開店。店の仕事や住空間の庭管理、WEBの連載など幅広く活躍。1男の母。https://www.hanaya-mitate.com/



    This article is a sponsored article by
    ''.