• 晩ごはんを「朝作って→夜仕上げる」という「2段階の支度」を実践している料理家・野口真紀さんの、段取りと献立を紹介します。今回は、「鶏手羽の黒酢煮」の段取りと献立を。晩ごはんの間近になって、一から料理を作るのは、意外に気力がいるものです。けれども、朝のうちにちょっとでも、晩ごはんの準備をすませておけば、気持ちの面でも料理の手間でも、だんぜんラクになります。
    (『朝作って、夜仕上げる 段取りごはん』より)

    鶏手羽の黒酢煮の献立

    こっくり煮込んだ鶏肉がほろほろになるのがおいしい! お酢を使っているから、夏場の作り置きにも安心なメニューです。時間がない朝にはゆで卵の代わりに、うずらの卵の水煮を使っても。副菜のトマトは湯むきをして冷やすことで口当たりがよくなります。

    作り置き

    画像: ※この写真は4人分の材料です ※朝「作り置き」した料理は冷蔵保存をして、その日のうちに食べ切ってください。

    ※この写真は4人分の材料です
    ※朝「作り置き」した料理は冷蔵保存をして、その日のうちに食べ切ってください。

    できあがり

    画像: できあがり

    〈朝と夜の段取り〉

    ◎鶏手羽の黒酢煮の仕込み/鶏手羽とゆで卵を煮て、小松菜を下ゆでする(約40分)。

    ◎湯むきトマトのサラダの仕込み/トマトを湯むきし、調味料と和える(約5分)。

    ◎鶏手羽の黒酢煮の仕上げ/小松菜を切り、器に盛りつける(約5分)。

    ◎湯むきトマトのサラダの仕上げ/香菜を切り、器に盛りつける(約2分)。

    鶏手羽の黒酢煮の作り方

    材料(2人分)

    ● 鶏の手羽元(または手羽先)8本
    ● ゆで卵2個
    ● 小松菜1/2束
    ● A
    ・黒酢、水各1/4カップ
    ・しょうゆ、酒各大さじ1強
    ・砂糖大さじ1
    ・にんにく(つぶす)1かけ
    ・しょうが(スライス)1枚
    ・赤唐辛子好みで1/2本

    作り方

     鶏肉は熱湯でさっと下ゆでして、水けをきる。

     フライパンにAを入れて煮立て、鶏肉、ゆで卵を入れて、蓋をして30分ほど煮る。

     小松菜は塩ゆでする。

     小松菜を4cm幅に切り、器に敷く。温めたを盛りつける。

    湯むきトマトのサラダの作り方

    材料(2人分)

    ● トマト2個
    ● 塩少々
    ● 香菜ひとつかみ
    ● ごま油適量

    作り方

     トマトはへたをくりぬいて熱湯にさっとつけ、皮がはがれてきたら水にとる(湯むき)。皮をむいて6等分のくし形に切る。

     ボウルに入れ、塩をふり、ごま油をまわしかけてまぜる。

     器に盛り、ざく切りにした香菜をのせる。



    <撮影/馬場わかな 構成・文/石川理恵>

    野口真紀(のぐち・まき)
    1973年生まれ。料理雑誌の編集者を経て、料理家に。素材の持ち味をいかした作りやすいレシピに定評があり、雑誌や広告などで活躍。ライフスタイルを紹介した『おいしい毎日 おしゃれな明日』(KADOKAWA)、家庭料理のレシピ集に『きょうの一汁二菜』(主婦と生活社)など著書多数。

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    天然生活の本『朝作って夜仕上げる 段取りごはん』
    天然生活の本
    『朝作って夜仕上げる 段取りごはん』

    天然生活の本『朝作って夜仕上げる 段取りごはん』

    A5判
    定価:本体 1,200円+税
    ISBN978-4-594-08483-7

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