晩ごはんを「朝作って→夜仕上げる」という「2段階の支度」を実践している料理家・野口真紀さんの、段取りと献立を紹介します。今回は、「めかじきの塩麴揚げ」の段取りと献立を。晩ごはんの間近になって、一から料理を作るのは、意外に気力がいるものです。けれども、朝のうちにちょっとでも、晩ごはんの準備をすませておけば、気持ちの面でも料理の手間でも、だんぜんラクになります。
(『朝作って、夜仕上げる 段取りごはん』より)
(『朝作って、夜仕上げる 段取りごはん』より)
めかじきの塩麴揚げの献立
朝の仕込みはめかじきを漬けるだけ。しらす豆腐もおみそ汁も簡単なので、夜に一気に仕上げます。いりこだしのおみそ汁は、鍋にすべての材料を入れて煮るだけだから、料理の最初にセットして同時進行で作りましょう。いりこのだしがらも食べてカルシウム補給に。
作り置き
できあがり
〈朝と夜の段取り〉
朝
◎めかじきの塩麴揚げの仕込み/めかじきを下味に漬ける(約5分)。
夜
◎めかじきの塩麴揚げの仕上げ/めかじきを揚げる(約10分)。
◎しらす豆腐を作る(約3分)。
◎じゃがいものおみそ汁を作る(約15分)。
めかじきの塩麴揚げの作り方
材料(2人分)
● めかじき | 2切れ |
● 塩麴 | 大さじ1弱~1 |
● レモン | あれば1/2個 |
● 小麦粉、揚げ油 | 各適量 |
作り方
朝
1 めかじきは水けを拭き取り、5~6cm角に切る。袋に入れ、塩麴を加えてもむ。
夜
2 小麦粉をまぶし、180℃の油でカラリと揚げる。
3 あればくし形に切ったレモンをそえる。
しらす豆腐の作り方
材料(2人分)
● 豆腐 | 1丁 |
● しらす干し | 20~30g |
● 青じその葉 | 2枚 |
● 塩 | 少々 |
● オリーブオイル、こしょう | 各適量 |
作り方
夜
1 豆腐を半分に切り、しらす、ちぎった青じそをのせ、塩とこしょうをふり、オリーブオイルをまわしかける。
じゃがいものおみそ汁の作り方
材料(2人分)
● じゃがいも(スライス) | 小1個分 |
● 玉ねぎ(スライス) | 小1/4個分 |
● わかめ(乾燥) | 大さじ1/2 |
● いりこ | ひとつまみ |
● みそ | 大さじ1~1と1/2 |
作り方
夜
1 鍋に、みそ以外の材料すべてと、水2カップを入れる(左の写真)。中火にかけて煮立て、アクを取り、蓋をして野菜がやわらかくなるまで煮る。
2 みそをとき入れる。
<撮影/馬場わかな 構成・文/石川理恵>
野口真紀(のぐち・まき)
1973年生まれ。料理雑誌の編集者を経て、料理家に。素材の持ち味をいかした作りやすいレシピに定評があり、雑誌や広告などで活躍。ライフスタイルを紹介した『おいしい毎日 おしゃれな明日』(KADOKAWA)、家庭料理のレシピ集に『きょうの一汁二菜』(主婦と生活社)など著書多数。
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