秋冬にはあえて真っ白のスカートをはくと、すーっと明るい気持ちに
英国製の山登り用のネイビーのニットは実は30年前のもの。
「いまの私にはちょっと重たく感じるので、“コムデギャルソン”の白いスカートを合わせます。男性用ニットは丈も長いのでベルトで“ここがウエストですよ!”と主張しないと」
ベルトの一片を長く垂らすことで縦線が強調され、ほかの黒い小物たちと相まって着こなしが引き締まります。さり気ないベルト使い、参考になります。
アクセサリーは大ぶりのものをたっぷり
時計に加え、バングルやブレスレットに指輪も、複数身に付けます。
色味はシルバーでそろえて統一感を出すのがポイント。大ぶりのリングは指を華奢に見せてくれる効果もあるそうです。
少しずつ集めたお気に入りのアクセサリーたち。銀のブローチは彫刻家、掛井五郎さん作。
「人の視線がアクセサリーに向くので、シミやシワをいくらかカモフラージュしてくれるよう(笑)」
バッグの色は黒。素材の表情を楽しみます
江面さん愛用のバッグたち。色は黒一辺倒ですが、素材も形もさまざまですべてご自分でつくられたものです。
「以前は斜めがけのものばかり使っていましたが、最近はいろいろ使うように。カジュアルなクロコ(左から2番目)がいまのお気に入りです」
足元はおじさん調の黒革のひも靴一択で
「私が歩き始めた頃から、母は私に革靴をはかせてくれていました。だから、“よそへ行くときは革靴をはく”ことが染み込んでいるんですね」。
愛用は“コムデギャルソン”、“グイディ”など。
江面さんのシンプルなおしゃれに栄える小物使いの数々。ぜひ、真似してみたいですね。
もっと詳しい内容は『これからの私が似合う服』(扶桑社刊)に掲載されています。
そちらも参考になさってみてください。
<写真/大森忠明 取材・文/向井真樹>
江面旨美さん
20代の頃、某雑誌の「職人になる」企画をきっかけにカバンづくりに道へ。現在は半年に1度のペースで個展を開きバッグを販売。12月5日から高知の「giggy2(ジギジギ)」で個展を開催。
https://giggy2.exblog.jp/