一説によると、春は鶏の体調が最もよい季節といわれているので、「春の卵は美味」と聞きます。料理家の松田美智子さんに、卵本来の味が楽しめる、塩なしオムレツのつくり方を教えていただきました。
塩なしオムレツのつくり方
卵の味が感じられる、塩なしのオムレツ。
お好みでサワークリームを添えて。
材料(1個分)
● 卵 | 3個 |
● バター | 大さじ1 |
● クレソン | 適宜 |
● サワークリーム | 適宜 |
つくり方
1 ボウルに卵を割り入れ、白いカラザを取る。箸で縦に円を描くように卵をとき、ときどき、白身を切る。空気を含ませるように卵を溶くのがポイント。
2 直径20cmのフライパンを弱火で温め、バターを溶かし、卵液をゆっくり注ぐ。2呼吸ぐらい置いて、スパチュラ等で大きく卵を混ぜる。これを2回繰り返す。
3 向こう側の卵を手前にかぶせ、手前の卵を真ん中に被せるようにして、半熟の状態で卵をフライパンの持ち手の反対側によせ皿に返す。
4 ペーパータオルを上にかぶせ、手で形を整える。
5 器に盛り、好みでサワークリームを添え、クレソン等を添える。
ポイント
塩を加えて焼かない方が卵の味が感じられる。塩、こしょうは好みでいただくときに使う。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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