「スモックブラウス」季節のコーディネート
たっぷり贅沢に布を使った、テントラインのスモックブラウスです。
衿ぐり以外は直線のシンプルなパーツどうしの組み合わせですが、後ろにギャザーを入れ、袖口にゴムテープを通し、ふっくら立体的なシルエットに仕上げました。
着回しのポイントは、インにもできてアウトにもできる絶妙な着丈と、袖口がゴム仕様で丈が自由自在になる袖。
袖をまくったときに、膨らんだきれいなシルエットになるよう、張りのある布がおすすめです。
後ろスナップあきで、後ろ姿もかわいい。
それでは、春・夏・秋・冬それぞれの季節のコーディネート を見ていきましょう。
春 ～Spring～
スカート／アデュートリステス
裾がふんわり広がっているスモックブラウスを、ボトムスのウエストにイン。
ふわっとボリュームのあるシルエットがコンパクトになり、すっきりと着こなせます。
合わせたのは、軽やかなロングプリーツスカート。動く度にふわりと揺れ、上品で女性らしい印象に。
小物は、グレートーンの着こなしを一気に華やかにしてくれる赤をチョイス。バレエシューズで足の甲を見せて、春らしく。
夏 ～Summer～
パンツ／ポルテ デ ブトン
夏は袖をまくり、袖丈を短くして。ゴム仕様の袖口なら、袖がずり落ちることもなく、好みの袖丈にすることができます。
たっぷりの袖幅だから、バルーン袖のようにふっくらさせて。デザインのポイントになり、一枚で主役になるから、シンプルなパンツと合わせるだけでコーディネートが完成します。
シルバーのシューズは、シンプルな色味の着こなしにプラスすると、一気におしゃれ度がアップします。
秋 ～Autumn～
パンツ 8,690円／アヴェクモワ（フェリシモ）
裾に向かってふんわりとしたシルエットを描くスモックブラウスは、フェミニンな雰囲気を演出してくれるアイテム。
チノパンとスニーカーという、一見カジュアルすぎるように思える組み合わせも、子どもっぽくならず、ほどよく上品にまとまります。
肌寒くなる日は、タートルニットなどを中に着て防寒を。広すぎず狭すぎない絶妙な衿ぐりと、フル丈より少し短い袖で、インナーとのバランスが取りやすいのもいいところ。
冬 ～Winter～
コート／アデュートリステス
パンツ／ハンズ オブ クリエイション（エイチ・プロダクト・デイリーウエア）
冬は、インナー、パンツ、アウターともにウール素材のものを選んで温かく。
ブラウスの素材はコットンですが、密に織られている布地なので、ウールとも好相性。そのソフトさが、かっちりとしたなかにもやわらかい印象を添えてくれます。
インナー、ブラウス、パンツは、濃度の異なるグレーで表情を加えながらスタイリッシュに。コートは、グレーとなじみやすいベージュで、上品に仕上げます。
服装が落ち着いたカラーのときは、小物はエッジを効かせて。シルバーのシューズは、なじみながらも洗練されたシャープさを加えてくれます。
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こちらで紹介した「スモックブラウス」のつくり方は、『天然生活』2021年9月号、P.88～89に掲載しています。
＊商品の記載がないものは、すべて「スタイリスト私物」です。
【問い合わせ先】
アデュートリステス｜TEL.03-6861-7658
https://store.bigi.co.jp/shop/adieutristesse/
エイチ・プロダクト・デイリーウエア｜TEL.03-6427-8867
https://hands-of-creation.themedia.jp/
フェリシモ｜TEL.0120-924-211
https://www.felissimo.co.jp/avecmoi/
ポルテ デ ブトン｜TEL.03-6277-2973
https://shop.porter-des-boutons.com/
![画像: boutonne - La boutique par Porter des boutons [ブトネ]](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/07/07/15e72ecd8276057cd717fe78e2d6d157dbe95654.jpg)
【生地提供】
チェック&ストライプ
http://checkandstripe.com/
【お詫びと訂正】『天然生活』2021年9月号（P.89）
『天然生活』2021年9月号のP.89の「材料」及び「裁ち方図」内、表布の布地名と布幅に誤りがありました。正しくは、
布地名
【誤】（C＆SナチュラルコットンHOLIDAY）→【正】（C＆Sコットンパピエ）
布地幅
【誤】110cm幅→【正】105cm幅
関係者の皆さま、読者の皆さまに謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。
＜作品デザイン・制作・スタイリング／佐藤かな 撮影／千葉亜津子 ヘア・メイク／吉川陽子 モデル／kazumi＞
佐藤かな（さとう・かな）
雑誌や広告などを中心に活躍するスタイリスト。趣味が高じて出版したソーイング本『KANA’S STANDARD』（文化出版局） amazonで見る
で作家としても注目を浴び、著書も多数。レディース服ブランド「アヴェクモワ」のプロデュースも手がけ、良質な素材と、シンプルながらも、さりげなく遊び心を加えたデザインで人気。
https://www.felissimo.co.jp/avecmoi/
