ピーマンのこと
![画像: ピーマンのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/dd77fe67f25846c86f37d20cca0e8d5d7cb1a98a.jpg)
ピーマンはとうがらしの品種のひとつですが、甘みがあり、カプサイシンを含みません。露地栽培の場合の旬の時期は、6~8月。緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもので、赤ピーマンは、緑色のピーマンが完熟したものになります。
ピーマンは栄養価が高く、ビタミンCとβ-カロテンが豊富に含まれていることが特徴。老化防止や免疫力アップ、がんの予防に効果を発揮するといわれています。とくに緑ピーマンは、抗酸化作用のある葉緑素クロロフィルを多く含み、不要なコレステロールを排出して、動脈硬化の予防にも役立ちます。
ピーマンを選ぶときは、緑色が鮮やかで、皮にハリやツヤのあるものを選びましょう。独特な苦みや青くささは、ワタをていねいにとりのぞき、繊維を断ち切る横切りではなく、縦切りにすることで和らげることができます。
ピーマンの下処理
![画像: ピーマンの下処理](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/a971f18eeb981efdca72d109e841f3122cd0b774.jpg)
ピーマンの上下を切り落とし、縦にして広げ、種とワタを除く。
ワタをていねいに取り除くことで、ピーマン独特のくさみがとれて食べやすくなる。手でむしると水分が出てしまうので包丁を使う方がおすすめ。
ピーマンのせん切り炒めのつくり方
![画像: ピーマンのせん切り炒めのつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/23119b35dce0d95defec1be904da2363bf2bee57.jpg)
せん切りにしたピーマンを手早く炒めたシンプルな料理。長さを5cmに切りそろえることで、熱と味の入り方のバランスがよくなり、見た目も美しくなります。
材料(つくりやすい分量)
![画像: 材料(つくりやすい分量)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/0e0e64b3924d1b2b51764f4ad8bd5fe94c813a37.jpg)
● ピーマン | 5個 |
● A | |
・ごま油 | 大さじ1 |
・にんにく(みじん切り) | 小さじ1 |
● 酒 | 大さじ1 |
● ナンプラー | 大さじ1 |
● 塩こしょう | 各適量 |
つくり方
1 下処理したピーマンを横長になるように開き、長さを5cmにそろえる。内側からせん切りにすると切りやすい。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/2ff6ea9d3e6e39f813d2946ba404accc273672bb.jpg)
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/d90f9f64af06e911960f362ea86d12493f14f95c.jpg)
2 鍋に、合わせたAを入れ、中火にかける。にんにくの香味が立ったら、ピーマンを加える。
![画像3: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/d28e8e24e8eb96f19af1d1bd5427fad3139bf9d8.jpg)
![画像4: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/c4b4a68fd4464e121374b2b9bf73e0f6e2548cf5.jpg)
3 2を強火でさっと炒めて全体に油がなじんだら、酒を回しかける。最後にナンプラーで味をととのえる。好みで塩こしょうをふる。
![画像5: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/05/29/4be9a46b1c3a60885b15b4a027a277c778b26bee.jpg)
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
![画像6: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/08/e71129db00210702bcf7bde64aef7fa0c7ed0389.jpg)
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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